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2021年 ザ・メモリアルトーナメント
期間:06/03〜06/06 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)

中断後3ホールで3打後退 松山英樹は好発進が最後にスルリ

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 初日(3日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7543yd(パー72)

結果的には雨が恨めしい。松山英樹は雷雲接近による約2時間の中断を経て、再開後の上がり3ホールで3打落とし、好発進を逃した。5バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「73」と出入りの激しいスコアカード。暫定首位とは7打差の1オーバー暫定61位で2日目を迎える。

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ラフは重く、グリーンはソフトに。前日午後からの雨は選手たちにティショットに高い精度を求めた。松山はアイアンで刻んだ2打目を左に曲げた序盤11番(パー5)でボギーを先行させた後、バーディを積み重ねた。イン9ホールで唯一、1Wでフェアウェイを外した13番で左ラフからの2打目でピン右5mをとらえ、15番(パー5)は3Wで2オンに成功して1アンダーに。「少しずつ良くなっている」という実感を持って折り返した。

後半アウトはバーディとボギーが入り乱れる展開。4m以内のチャンスをパットで逃さなかったのに対し、グリーンを外した場面で“寄せ”が振るわなかった。「セカンドショット、アプローチが悪かったのでスコアにつなげられなかった」。2番は右手前のラフからパーセーブできず、4番(パー3)は第1打を左のショートサイドに曲げた。

本調子という状態にはなくとも、2アンダーで迎えた終盤。7番(パー5)で2打目をグリーン右手前のラフに落としたところで中断のホーンが鳴った。

1時間59分の中断を挟み、再開直後のアプローチでピンを6mオーバーさせてパーどまり。「悪くはなかったですけど、最後にちょっと不安があった部分が出てしまった」。8番(パー3)では手前ラフから打ち上げの2打目を4mショートしてボギー。フェアウェイウッドを持つケースも多い最終9番は1Wでフェアウェイをとらえながら、残り138ydの第2打をグリーン右手前の池に入れてダブルボギーにした。

前年大会終了後からリニューアル作業が行われたコースはほとんどのホールでマイナーチェンジが施され、戸惑う面もあるがそれは言い訳にしない。「(終盤の後退は)仕方ないですね。あした、しっかり良い準備をして頑張りたい」。松山のラウンド後の午後4時過ぎからは2回目の中断を強いられた。2日目以降は変則スケジュールを強いられることもありそうだ。(オハイオ州ダブリン/桂川洋一)

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