今田竜二と共に、2度目の練習ラウンドを行った石川遼

8月13日（木）から米国ミネソタ州のヘーゼルティン・ナショナルGCで開幕する、米国男子メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」。10日（月）、石川遼が2度目の練習ラウンドを行った。今年のメジャー初戦「マスターズ」の練習日以来、久々に今田竜二と共に18ホールをプレー。最後まで笑顔の多い、和やかな雰囲気に包まれていた。

事前の時間調整は何も無かったが、練習ラウンド前に練習場で顔を合わせ、今田が「じゃあ一緒に回ろうか」という流れに。ショートゲームが巧みな今田のプレーには学ぶところが多いようで、「13番でのアプローチが気になりましたね。スタンスを広くして、ボールを右足よりもっと右に置いて、シャフトを短めに持っていました。ライを聞いたら、すごい逆目。ボールが飛ばないミスを防ぐため、速いヘッドスピードで打ち込むそうです」と、鋭い洞察力を発揮。本戦でも「チャンスがあれば、逆目のライの時はトライしていきたい」と意欲的だった。

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海外メジャーで最長を誇る7,674ヤードの距離対策も万全だ。「今日はティグラウンドの一番後ろの方から打ちました。（予選ラウンドの）木曜日、金曜日は、今日より短く感じることは間違いないと思います」。この日は今田と共に、練習ラウンドながら各ホール最後までホールアウトした。報道陣がカウントしたスコアは1アンダー。「1アンダーで回れた一番の要因は、ドライバーだと思います」と、先月に優勝した「サン・クロレラクラシック」から引き続き、好調が続くドライバーに対する自信は日を追うごとに深まっているように見える。

その一方で、警戒心を強めていたのがアイアンの精度。「グリーンは小さいし、ターゲットはさらに小さく絞られている。頭をフル回転して、アバウトではなく“何ヤード打っていこう”とイメージしていきたいですね」。“メジャー最長”という派手な文句に惑わされることなく、難コース攻略へのポイントをしっかりと把握しつつあるようだ。