先を見据えた石川遼のスイング改造「意識でコントロールするのも財産に」
2021年 ソニーオープンinハワイ
期間:01/14〜01/17 場所:ワイアラエCC(ハワイ州)
石川遼 もどかしさと手応えの狭間で貫く挑戦
◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 2日目(15日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
初日をイーブンパーで終えた石川遼は2日目、1バーディ、5ボギーの4オーバー「74」で通算4オーバー133位。予選落ちという結果は「非常に残念だし、悔しい」としながらも、いまは昨年3月からのスイング改造に着手している段階で、「前向きに捉えられることはたくさんあるので、メンタル的なバランスをしっかり保っていきたい」と未来を見据えた。
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結果を求められるのがプロの世界。どんなに先を見据えたスイング改造をしていても、目先のスコアで評価されてしまう現実がある。「当然、もどかしい気持ちはあるし、応援してくれている人には心配をかけてしまう。結果だけを見るとあれだけど…、僕は元気なので大丈夫です」と、石川はけなげに笑った。
たとえば、ワイアラエの3番ホールはフェアウェイ左サイドにグリーン横まで池が広がるミドルホール。「いままであのホールで1Wを打ったことがなかったけど、左のミスが減ってきて、右のラフは許せるという状況で、2日間、1Wで良いショット(※352yd、318ydでともにフェアウェイ)を打てたのはここ数年なかった感触。すごく前進しているショットが、この2日間でいくつかあった。そういうところにも目を向けながら、でも改善点も当然あるのでそこも見ながらやっていきたい」
あと1年なのか、2年なのか。「自分的には思ったより早くできている感じがする」という挑戦。「今年もスタートしたので、また頑張っていきたいという気持ちです」とハワイでの一週間を締めくくった。(ハワイ州ホノルル/今岡涼太)