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2020年 ザ・メモリアルトーナメント
期間:07/16〜07/19 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)

外食は罰金の可能性も! 松山英樹は毎日なに食べてる?/チーム松山リポート

新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断していた米男子ツアーが再開して約1カ月。松山英樹は今週、「ザ・メモリアルトーナメント」に出場する。ツアーは依然として無観客での開催を続け、各試合で検査や隔離体制を整備。未知の体験、試行錯誤の連続…参戦7シーズン目にして味わう“非日常”を、松山をサポートするスタッフたちがリポートした。

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全米を渡り歩き、連戦に臨むPGAツアー選手たちにとって、食事の時間は毎日の数少ないリラックスタイム。すでにツアー本格参戦から7年目をプレーしている松山のような選手であれば、各地に馴染みのレストランがある。ただし、いまはそうはいかない。PGAツアーは感染防止のため、選手、キャディについては大会出場期間中の外食をしないよう推奨。バーやレストランの店内でソーシャルディスタンスをとらずに食事をするような様子が発見されれば、罰金や、実際に感染した際の隔離措置の支援金が払われない可能性もある(レストランでも個室や屋外エリアなどでの食事はその限りではない)。

試合ごとにコース近隣の家を借りたりして、共同生活をしながらシェフを雇う選手もいる中、チーム松山は毎日テイクアウト。夕食は試合や練習のあと、日本食、韓国料理店、ステーキハウスといったレストランに立ち寄り、大量のパックをホテルで空ける。

買い出しは朝食時にもあって、いわゆるファミリーレストランで目玉焼きやハムなどのおかずを購入、ホテルの部屋で炊いたお米に合わせることもある。電気炊飯器で、ごはんを準備するのは早藤将太キャディの仕事。「大変ではないですよ。夜のうちにタイマーをセットしているので」。早朝のスタート時などは、テイクアウトして“レクサス”の中で胃に流し込んでから、コースに向かう日も多い。

ただ、依然として感染の広がりが確認されている米国では、思惑通りいかないことも。飯田光輝トレーナーは「コロナの影響で、お店の営業時間が普段とは違うケース、ネットの情報とは違うこともいっぱいある。いつもは朝5時からやっているはずのお店が、閉まっていたりすると…試合前にストレスがかかることもあるでしょう」と話す。ちなみにPGAツアーの試合会場内の食事は普段、選手用もキャディ用もビュッフェスタイルが主だが、コロナ禍にあたっては“お弁当”が用意されている。「AとBと書かれたランチボックスを選ぶんです。中身はサンドウィッチとかベーグル」(早藤キャディ)

前週の新規大会「ワークデイ・チャリティオープン」、今週「ザ・メモリアルトーナメント」は同じミュアフィールドビレッジGCで行われる。普段は日曜日の夜、月曜日の朝にあるはずの長距離移動が今回はなかった。松山は不本意なプレーで終えた(22位タイ)前週の最終日、ラウンド後にいつもはできない日曜午後の居残り練習を行った。「ドライビングレンジには予選落ちした人はいましたけど、決勝ラウンドに出ていた人は松山プロ以外、ほかに見ませんでしたね」。周囲の環境が一変しても、コース内での取り組みはそのままだ。

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