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現役最終戦でプレーオフ惜敗 36歳サマーヘイズがツアープロから教師へ

◇米国男子下部◇ユタ選手権 最終日(28日)◇オークリッジCC(ユタ州)◇7045yd(パー71)

地元ユタ州のホームコースで行われる今大会でツアープロからの引退を表明していたダニエル・サマーヘイズは、最終日に9アンダー「62」のベストスコアをマーク。29位から首位に並んで3選手によるプレーオフに進出したが、その1ホール目にボギーをたたいて2位に終わった。

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36歳のサマーヘイズは妻エミリーさんとの間に、12歳の長男を筆頭に4人の子どもがいる。今年2月に両足にメスを入れ、新型コロナウイルスの自粛期間もあって「自分が何をやりたいのか、多くのことを考える時間があった」。今秋には以前から考えていた教師に転職し、母校のデービス高で生徒たちを教える傍ら、高校のゴルフコーチとしても指導をする予定という。

地元紙の取材に「いま言えることは、トーナメントで戦う興奮より、家に居て子どもたちの日々の生活の一部となり、妻と一緒にいることの満足が上回ったということ。それに、地元コミュニティの一人として、毎日、毎週、毎月を過ごしたい」と答えている。

ユタ州ファーミントン出身のサマーヘイズは、ブリンガム・ヤング大在学中の2007年、米下部ツアーで史上初のアマチュア優勝を果たし、その3日後にプロ転向。11年から8シーズンをPGAツアーで戦い、優勝こそ届かなかったが2位2回、16年の「全米プロ選手権」で3位に入るなど、キャリア通算で10億円余りを稼いでいる。

サマーヘイズの最終戦は無観客の中で行われたが、キャディバッグは兄が担いだ。フィールドには推薦出場した甥と、そのキャディを務めたもう一人の兄がいて、コース外からはフェンス越しに家族たちが声援を送っていた。

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