世界No.1タイガー・ウッズは17日、自身の公式HPで今週から開始するFedEx Cupプレーオフの初戦「ザ・バークレイズ」に欠場することを明らかにした。

ウッズは8月初旬から「WGCブリヂストンインビテーショナル」、「全米プロ選手権」と2週連続で優勝。今季5勝を挙げ（PGAツアー通算59勝）、FedEx Cupポイントランキング、賞金ランキングともに堂々トップでプレーオフを迎えるはずだった。第2戦目以降の3連戦及び9月27日から開催される「プレジデンツカップ」には出場の意向を示している。

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プレーオフ初戦欠場の理由として「ここ2週間、暑さと湿気の中での戦いは肉体的にも精神的にも疲れた。…疲労が溜まっていて、短い休暇が必要だ」とHP上で伝えている。さらに「1996年にプロ転向して以来、俺のゴールは変わっていない。出場する試合全てに勝つことだ。…もし出場する前からその気持ちがなければ、大会に出る確約はしない」とも語っている。

タイガーは「FedEx Cupを優勝するつもりだ」と言うが、初戦欠場で初代プレーオフ王者の行方が分からなくなった。プレーオフのポイント換算上、タイガーが第2戦出場のボーダーラインである120位まで落ちることはない。しかし、上位をひしめく選手たちが初戦で好スタートを切れば、タイガーが追いつくのに苦戦を強いられることになる。

「王者」不在でますます行方が分からなくなってきたFedEx Cupプレーオフ。初戦の上位争いに注目したい。