五輪出場を目指す石川遼（写真は2019年三井住友VISA太平洋マスターズ）

石川遼は25日、東京都内で行われた日本ゴルフツアー機構（JGTO）の定時社員総会に出席。今夏に予定されていた東京五輪の1年程度の延期が決まったことを受け、「いろんな選手の立場もありますけど、世界のスポーツの祭典なので、日本の情勢、世界の情勢を考えると、この判断を受け止めるしかないと思います」と冷静に話した。

新型コロナウイルスの感染拡大で世界の主要ツアーが中断し、東京五輪の各国代表を決める材料となる世界ランキングも15日付で凍結された。97位にいる石川は、出場圏内となる日本勢2番手の41位・今平周吾に大きく差をつけられている状況だ。

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延期に伴う選考方法の変更などは今後明らかとなる見込みだが、「僕が置かれている状況が非常に厳しいことに変わりはない。状況はすごく厳しいですけど、（出場を目指す）気持ちは変わらないですね」と意欲をにじませた。

その上で、「すでに代表に決まっている選手は、来年に延びても選考をし直すとかではなく、そのまま出るというのが、一人のスポーツ選手としてはフェアかなと思う」と代表選考が終了している他競技のアスリートを思いやった。（編集部・亀山泰宏）