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T.イメルマン、優勝前夜に大先輩からアドバイス!

第72回2008年度のマスターズチャンピオンに輝いたトレバー・イメルマンは、南アフリカ出身の28歳。今大会は初日に「68」4アンダーでトップに立ち、そのままリードを守りきった。タイガー・ウッズとは3打差となる通算8アンダーで初のメジャー制覇。最終日はリーダーボードを見ないで自分のゲームプランに徹した事が良かったと語っていた。昨夜は尊敬する南アフリカの大先輩ゲーリー・プレーヤーが留守電にメッセージを残してくれたという。プレーヤーの言葉は「パッティングの時には頭を動かさないことに注意すること。最終日は逆境を感じるときがあっても自分を信じて戦いなさい。君が勝つことを信じている」。

イメルマンがゴルフを始めたのは5歳のとき。13歳の時には既にスクラッチプレーヤー(ハンデ0)になり、世界ジュニアなどの大会に参戦。17歳の時には全米ジュニアと全英アマで準優勝、18歳の時には全米パブリック選手権のタイトルを獲っている。プロ転向は19歳のとき。地元の南アフリカツアー、欧州ツアー2部ツアー、欧州ツアーとステップアップしながら腕を磨いて2006年からアメリカPGAツアーにフル参戦。その年にはツアー優勝も経験し新人王に輝いている。

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今週はフェアウェイキープ率トップ(85.71%)という安定したティショットに加え、アイアンショットにも切れがあった(パーオン率2位(70.83%))。パッティングも4日間で3パットが2回あるものの平均パット数は2位(1.56)というデータが残っている。

優勝直後は「まだ実感がなく、信じられない」と語っていた。グリーンジャケットに袖を通す表彰式では自分のためにいろいろなことを犠牲にして支えてくれた両親や兄弟、そして妻にお礼をいうと共にこれはみんなの勝利だと祝福していた。父親のヨハンさんはここ4年間南アフリカのプロゴルフツアー、サンシャインツアーのコミッショナーに就任していた。兄のマークさんはティーチングプロで、現在アメリカ、ジョージア州立コロンバス大学でゴルフ部の監督をしているゴルフ一家。妻のカーミニータさんとは2003年に結婚。息子のジャコブ君は2006年夏に生まれ現在1歳半になる。

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