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2019年 KPMG女子PGA選手権
期間:06/20〜06/23 場所:ヘーゼルティンナショナルGC(ミネソタ州)

ツアールーキー山口すず夏 転戦の息抜きは「どうぶつタワーバトル」

◇海外女子メジャー第3戦◇KPMG女子PGA選手権 事前(18日)◇ヘーゼルティン・ナショナルGC(ミネソタ州)◇6807yd(パー72)

ルーキー山口すず夏がプロとしてのメジャー2戦目に挑む。16日(日)にコースに入るとドライビングレンジで約300球を打ち込み、17日(月)には18ホールをプレーした。この日は9ホールを回った後、120球を打ち込んだのに続き「グリーン周りのラフに行くと難しい」というアプローチを丹念に練習した。開幕前日のあす19日(水)も9ホールを回って最終調整する。

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初めてのコースで、6807ydの総距離にも「長いですけど、去年の夏くらいから飛距離も伸びてきているので、そんなにすごく長くは感じなかった」と驚きはない。「ラフはそれほど長いとは思わなかった。だんだん慣れてきて、なんとか対応できている」と米国特有の粘り気のある芝にも順応する。

直近3試合は予選落ちを喫している。「プレッシャーもあった。ショットがすごく悪くて、練習場で良くても、気持ち的に負けている感じがあって、こわごわ打ってしまっていた」と振り返る。「だんだん安定はしてきている。メンタルのちょっとしたことで曲げたりしていたので、そこだけかなと思う」と復調のきっかけを模索する。

2018年11月に米国女子ツアーの最終予選「Qシリーズ」に挑戦し、19年の米ツアー出場権を獲得した。2月「ISPS HANDA ヴィックオープン」でプロデビュー。その後、計10戦をこなしたが「そんなに問題はないです」ときっぱり。飛行機での転戦にも「自分では思っていなくても疲れがショットにも出てくるので、休むときにはしっかり休むようにしています」と慣れてきた様子だ。

移動中の機内ではゲームアプリ「どうぶつタワーバトル」でリフレッシュするという。「お父さんと勝負したりしています。頭も使うので意外といい」と笑顔の18歳。「メジャーなので絶対に予選通過はしたいですし、そこをクリアできたら上位で戦いたい。トップ20には入りたいなと思います」と目標を掲げた。(ミネソタ州チャスカ/柴田雄平)

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