2026年 ダウ選手権

ネリー・コルダが全身ピンクに? 世界ランク182位の“相棒”とダブルス制覇へ

2026年 ダウ選手権 事前 ネリー・コルダ
5月「メキシコリビエラマヤオープン」を制したネリー・コルダ(右)と祝福するオリビア・コワン(Ishika Samant/Getty Images)

◇米国女子◇ダウ選手権 事前(9日)◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6301yd(パー70)

先週の「全米女子オープン」でメジャー2連勝。今季出場した8試合で4勝を挙げるなどトップ10を外していない世界ランキング1位のネリー・コルダが、4年ぶりのダブルス戦に臨む。前回タッグを組んだ姉のジェシカ・コルダは、今年5月に第2子の妊娠を発表。今回は欧州女子ツアー1勝の実績を持つ世界ランク182位のオリビア・コワン(ドイツ)とタッグを組む。開幕2日前の9日(火)にそろって会見に出席し、意気込みを述べた。

コルダはコワンとの関係について、「数年前のスペインでの大会(2022年の欧州女子ツアー「アラムコ・チームシリーズ」)で知り合って意気投合した」という。その後は出場が重なれば「コーヒーが大好き」という共通の趣味も通じて絆を深めてきた。タッグを組む上で最初の決めごとは「絶対に『ごめんね』は言わないこと(Never say sorry)。とにかく楽しんで、雰囲気を明るく保つつもりです」と話すコルダに、コワンもうなずく。

この日は一緒に5ホールをプレーし、会話を重ねた。初日と3日目はフォアサム(1つのボールを交互に打つ)、2日目と最終日がフォアボール(それぞれがプレーしてホールごとに良い方のスコアを採用)で行われるフォーマットについての戦略…よりも、チーム名や3日目に会場で流す登場曲を考えることに「頭がいっぱい」と笑った。

チーム名はすでに決まり、2人で「Legally Blond」と声をそろえた。2001年に制作されたアメリカ映画のタイトル(邦題=キューティ・ブロンド)で、ピンクが大好きなブロンドヘアの女性が、努力とポジティブ思考により目標へ向かって突き進む姿を描いたロマンスコメディ。テーマに合わせて上下ピンクのウェアでそろえる予定で、普段は白や紺色系を着用することが多いコルダは「オリビアは私に『全身ピンク』を着させることができる唯一の人物です」と話し、2人の親密さをうかがわせた。

長いシーズンを戦い抜く上で、今週のようなイベント性の高い大会に出ることは「いい気分転換になる」と言葉にする。「連戦が続くと、全英オープン(8月のAIG女子オープン)が終わるころには精神的に燃え尽きてしまいがち。ここで笑顔を増やしてゴルフを楽しむことでバッテリーを再充電できる感覚がある」。2週後には今季メジャー第3戦「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」も控える。タフなセッティングに立ち向かい続けるには、時にメンタルのリセットも必要だ。

「結局のところ、私たちは2人とも負けず嫌い。いいプレーをしたいという気持ちは変わらないし、チームメートがいるのは心強い」。打つ順番も重要な要素となるフォアサムでは「キャディのジェイにコース全体を見てもらって、どちらがより多くのティショットを打つべきか、長い距離を残すべきかの情報をくれるようにしている。それに基づいて判断するつもり」という。ツアー唯一のダブルス戦でも目指す先は頂点のみ。チームの総力で大会制覇に臨む。(ミシガン州ミッドランド/石井操)

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