「また今年もか…」西村優菜は逆境に立ち向かう
◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシック by Acer 2日目(30日)◇シービュー ベイコース(ニュージャージー州)◇6263yd(パー71)
90位から出た西村優菜は4バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「72」で回り、通算3オーバー61位のカットライン上で踏みとどまった。通過圏外だったホールアウト時点では「ショットを何とかしないといけない。今週だけじゃなく、今後戦っていける感じじゃない」と表情も険しかったが、あと1日プレーできる。
午前組のラウンドから強風が吹き荒れてスコアを落とす選手が続出する中、インコースの前半をパープレーで切り抜けた。ティショットを右サイドのブッシュに入れてアンプレヤブルを強いられた16番もボギーとして傷口は広げなかった。
折り返した1番で右手前1mにつけるバーディを奪取。2番で2打目をグリーン右のレッドペナルティエリアに入れてボギーにしても、3番(パー5)ですぐに取り返すバウンスバックを決めた。番手選択が悩ましい横風に対しても必死に粘っていただけに、終盤7番(パー3)のダブルボギーが悔しい。「最後でやらかした。そういうところ」と瞳をうるませ、唇をかんだ。
2度目となった過酷なQシリーズ ファイナルステージ(最終予選会)を経て臨む米ツアー4年目のシーズンも逆境に立たされている。ここまで7試合で予選落ちが4度を数え、3月「ファウンダーズカップ」の27位がベストフィニッシュ。年間ポイントレース118位で、フルシード相当の「カテゴリー1」(ランク80位まで)返り咲きに奮起が求められるポジションだ。
4週前の「メキシコ リビエラマヤオープン」では首の左側に強い痛みを覚えるアクシデントもあった。「いまは痛みはゼロで、かばっている感じはないけど、やっぱりそこでちょっとスイングのテンポがずれたのはある」。上位争いが遠い日々に「また今年もか…という気持ちは正直なところあるけど、でも、そんな気持ちの流れでずっとゴルフをするのはもったいない。しっかりと1試合1試合で、自分のやるべきことに集中してやらないといけない」と自らを奮い立たせて戦っている。
次週のメジャー「全米女子オープン」の出場権は手にできていない。2試合ぶりの決勝ラウンドでひとつでも上を目指しながら、今後につながる何かをつかみたい。(ニュージャージー州ギャロウェイ/石井操)