キャリア初の“マンデー”通過は米国で 櫻井心那「緊張したけど落ち着いて」
◇米国女子◇みずほアメリカズ・オープン 事前(5日)◇マウンテンリッジCC(ニュージャージー州)◇6735yd(パー72)
「メキシコリビエラマヤオープン」を42位で終えた夜、櫻井心那は米国本土に飛んだ。ニュージャージー州のホテルに入ったのは、日をまたいだ深夜1時。へとへとの心と体を無理やり起こし、今大会の出場権を争う4日(月)午後の予選会に臨んだ。22人が参加した18ホールの戦いを見事、2位で通過。フィールドへの滑り込みに成功した。
マンデートーナメント(チューズデートーナメント)と呼ばれる主催者推薦選考会(ローカルクオリファイイング)は、国内女子ツアー時代の2022年に参加経験があった。「何回か出たんですけど、一回も通ったことがなくて…」という苦手意識は胸の内に秘め、暴風のコンディションを3バーディ、4ボギー「73」でまとめた。
1オーバーの2位タイで並んだカミーユ・ボイドとのプレーオフ1ホール目、櫻井はグリーンサイドからのアプローチをピンそばに寄せてパーセーブ。相手が4mのパットを外して決着した。「プレーオフ自体が久しぶりで、緊張で手が冷たいのか、本当に寒いから冷たいのか分からなくて…。めっちゃ緊張してましたけど、落ち着いてできました」。ルーキーイヤー6試合目の出場切符は、キャリアで初めて経験する形で勝ち取った。
「体力温存が今は一番」と考えつつ、翌5日(火)も午後に来場し、練習ラウンドを精力的にこなした。イン9ホールを回った後、アウトは日没間際まで急ぎ足で確認。「やっぱり、難しいコースなのでチェックもちゃんとしたくて」。開幕前日は午後にプロアマ戦に欠場者が出た場合の待機を命じられるなど、スケジュールはパンパンに詰まっている。
せわしない時間が、これで終わりではないのが大変なところ。週明け11日(月)には同州の会場で6月の女子メジャー第2戦「全米女子オープン」(カリフォルニア州リビエラCC)に向けた予選会に臨む。36ホールの長丁場を戦った後は、14日(木)から「クローガー・クイーンシティ選手権」(オハイオ州マーケティーワーCC)がある。自ら足を踏み入れた綱渡りの戦い。一歩も引く気はない。(ニュージャージー州ウェストコードウェル/桂川洋一)