「19歳で止まってます」吉田優利が26歳のバースデーウィークに向き合う現状と課題
◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 事前(14日)◇エルカバレロCC (カリフォルニア州)◇6679yd(パー72)
今週、吉田優利は大会2日目の17日に26歳の誕生日を迎える。「気持ち的には19歳で止まってますね」と笑う胸中は、少しだけ複雑な感情がせめぎ合っているという。「19の時の自分がすごくうらやましい気持ちがあって、19で止まりたい自分もいるし、前に進まなきゃいけない気持ちもあって。でも(現状は)19の方がちょっと勝っちゃっているなって」。プロになって間もない時の勢いを保ちつつ、人としてゴルファーとして成熟していきたいわがままな思いを「7年分、成長できるように頑張ります」という言葉に込める。
26歳の新たな1年に思いをはせつつ、いまは目の前のゴルフの課題で頭がいっぱいだ。前週のオープンウィークも同学年の古江彩佳と一緒にロサンゼルスのディズニーランドを楽しんだ一日を除けば、多くの時間を練習に充てた。
昨季シーズンを通して5試合だった予選落ちが、今季はすでに3試合。自身のシーズン初戦だった「ホンダLPGAタイランド」の24位がベストフィニッシュで、米ツアー3年目の滑り出しは順調とは言い難い。
「球がつかまってこないんですよね」とショット面の気持ち悪さをぬぐえずにいる。ドローヒッターとして左のミスを嫌う分、右のミスはある程度許容してきた。「でも、あまりにもつかまってこないので、なんかおかしいなと思って…」。確かに左には飛んでいないが、これまで許せていた右ミスの内容をシビアに見ている。振り遅れたような球、しっかり振れているのに右へ曲がる回転がかかった球も…。「たぶん、自分が思っていたよりも(もともとある)『左はイヤだ』みたいなものが強かったと思う」。クラブセッティングはニュートラルなものにしているからこそ、あくまで自分のスイングと向き合う。
今週から5連戦を予定しており、その真っただ中の5月11日にはマサチューセッツ州マールボロCCでの「全米女子オープン」切符をかけた最終予選会もスケジュールに組み込まれている。「ちょっと良くなれば気持ちも楽だし、(試合で)打つ回数も少ないし、練習も少なくなるし、いい循環ばっかり。いまは練習しなきゃいけない時期ですけど、(状態を上げて)これを少しずつ減らしていけるように」。タフな連戦を乗り切るためにも、わずかなきっかけをつかみたい。(カリフォルニア州ロサンゼルス/亀山泰宏)