「馬場ちゃんが良かった」吉田優利は“意中”の後輩とタッグ ChatGPT考案のチーム名は?
◇米国女子◇ダウ選手権 事前(24日)◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6287yd(パー70)
吉田優利は隣に並ぶ身長175㎝の馬場咲希を見上げてほほ笑む。「馬場ちゃんが良かったんです」。ルーキーだった昨年も出場したダブルス戦。20歳とのタッグは、吉田たっての希望が実現した結果だった。
米ツアーで一緒に戦うのは今季からだが、日本ツアーでプレーしている時にプロとアマチュアの立場で同組になる機会は何度かあった。「ポテンシャルもすごいあるし、どこまで飛ばすんだろうっていう興味もあるし、すごい楽しみだなと思います」とスケールの大きさにほれ込んでいたことを明かす。
横で褒められて「メッチャうれしいですし、今週がメッチャ楽しみです」と初々しく笑う馬場を見て、いっそう吉田の声のトーンも上がる。「カワイイです。鈴より年下ですからね。もう一人、妹ができたみたいな気分」
そんな2人のチーム名「sakyurity(サキュリティ)」の決め方が面白い。「ChatGPTに考えてもらいました。『吉田優利と馬場咲希でペアを組むんだけど、どんな名前がいいと思う?』から始まって…」。生成AIサービスを有効活用し、英語っぽくしてほしい、もう少し名前を掛け合わせた感じがほしい…といった条件を追加していって、完成した名前なのだとか。
ひと味違う戦いを楽しみながら、シード獲得に向けて貴重なポイントを獲得できれば言うことなし。馬場は「やっぱり攻めていきたい。こうやって(吉田に)言ってもらっているからにはすごく気合も入りますし、全力で頑張りたい」と力強く話す。攻めた結果のミスなら、きっとショートゲーム巧者の吉田がカバーしてくれるはず…。そんな“無茶ぶり”に先輩も苦笑しつつ「そうですね、思い切ってやってもらって」と背中を押した。(ミシガン州ミッドランド/亀山泰宏)