2025年 JMイーグルLA選手権

双子プレーにLAがわいた 岩井明愛が千怜と同組で首位に「優勝争いがうれしい」

2025年 JMイーグルLA選手権 3日目 岩井明愛 岩井千怜
岩井明愛(左)と千怜のツインズが米ツアーで初めて同組プレー。姉が首位に浮上した

◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 3日目(19日)◇エルカバレロCC (カリフォルニア州)◇6679yd(パー72)

「普通ではない(unusual)ペアリング」。スタートアナウンスの前、大会スタッフの男性も思わず笑ってギャラリーに紹介した。岩井明愛岩井千怜が米ツアーでは初めての同組でのラウンドに会場がわく。ツインズは12アンダーの12位からそれぞれ「64」と「70」で回り、姉の明愛は通算17アンダーの首位に浮上して海外初優勝を視界に捉えた。

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普段から2人は遠征中、別々の部屋で過ごす。前夜、成績順で組まれる3日目のペアリングを先に確認したのは千怜だった。インスタグラムのダイレクトメールで、メッセージを受けとった明愛。「うれしかった」と喜びつつ、すでに国内ツアーで18回経験した同組ラウンドに臨む気持ちは、「(日本と)変わらなかった」という。

2025年 JMイーグルLA選手権 3日目 岩井明愛
ティショットも安定

エンジンはスタートホールでいきなりかかった。1番(パー5)、残り60ydの打ち上げの3打目をロフト58度のウェッジで、ピン奥からスピンと傾斜で戻してカップイン。「ピンに当たらなかったら下(花道)まで落ちていたぐらいの勢いだったんですけど、ワーッと歓声が上がったので入ったのかなと」。いきなりのイーグルに、ボールの行方を見守った千怜から拍手を浴びた。

その後は残された3つのパー5をすべてバーディとするなど、一気にスコアを伸ばした。17番(パー3)でティショットをピンそば1m強につけて6つ目のバーディ。「64」のスコアに「満足度は100%。(2日目の5番に続いて)1週間でイーグルを2個取れることはあまりない」と胸を張った。

2025年 JMイーグルLA選手権 3日目 岩井明愛 岩井千怜
千怜(左から3番目)も逆転をあきらめていない

通算11アンダーで12位から順位を動かせなかった千怜は、姉のチャージを「意識は全くなかった。“じゃんじゃん行って!”と思っていました」とポジティブに捉えていたという。6打差をつけられても「私も調子は悪くない。まだ何があるか分からない。あきらめずに、また明愛を捕まえられるように頑張ります」と逆転への意欲は失せていない。

明愛は2月に出場した「ホンダLPGAタイランド」で惜敗の1打差2位に終わった。わずか2カ月後に最終日最終組で回れるチャンスが再び到来。「ちょっと緊張するかもしれないですけど、最終組で回れること、優勝争いを経験できることがうれしいです」。姉妹の次の歴史が刻まれた週を、初優勝で記念すべきものにする。(カリフォルニア州ロサンゼルス/桂川洋一)

2025年 JMイーグルLA選手権 3日目 岩井明愛 ハイライト
2025年 JMイーグルLA選手権 3日目 岩井明愛 ハイライト
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