「レベルアップしたいので」 古江彩佳はプロアマ+2時間半の居残り練習
◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 事前(19日)◇サイアムCC オールドコース(タイ)◇ 6632 yd(パー72)
朝7時過ぎからプロアマで9ホールを回ったあと、雲行きが怪しい空を見てパッティンググリーンへ急いだ。「ショートゲームが本当に大事。レベルアップしたいので」と、古江彩佳が練習に打ち込むこと約2時間半。昨シーズンの平均ストローク1位(69.99)に輝いたのもうなずける。
スタート前に行った30分の練習は「ウォーミングアップ程度」。プロアマ後は、雷雨でコースから引き上げのサイレンが鳴るまでアプローチ、パッティングを重点的に調整した。
「練習ラウンドから良いグリーンで、速い感じがする」と例年以上に仕上がったグリーンは警戒するポイントのひとつ。「ちゃんと打っていかないとケガをしてしまう」。本大会には3度目の出場だが、月曜、火曜の練習ラウンドでもコースチェックを入念に行った。
8大会連続で優勝スコアが20アンダー以上の伸ばし合い。昨年は23位で終えたが、初日「67」で3位の好スタートを切った。「スコアが出ると思うので、ついていけるように」とバーディ合戦に挑む。
試合がなかった前週は帰国し、父・芳浩さんとスイングチェック。「ゆっくりはできなかったですけど、練習して、リフレッシュして」と充実のオフを過ごしてタイに渡った。「まずはトップ10を狙っていけたら。しっかり自分のゴルフをして、攻めていけたら良いなと思います」と気合いを入れた。(タイ・チョンブリ/谷口愛純)