今週のルーキーは3人だけ 竹田麗央は“新人王”を「1年頑張ったら、必ず狙える位置に」
◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 事前(18日)◇サイアムCC オールドコース(タイ)◇ 6632 yd(パー72)
出場が72人に限られる今週は、21人いるルーキーのうちフィールドに入ったのは3人だけ。推薦枠で出場する竹田麗央は「感謝していますし、良いプレーが出来るように頑張りたい」と意気込んだ。
今季初戦となった1月の米ツアー開幕戦「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」は、過去2シーズンの優勝者が集う中で8位。年間ポイントレースは現在16位と、24年シーズンの西郷真央に続くルーキー・オブ・ザ・イヤーへ好スタートを切った。「いまは、獲りたいとかはないですけど。1年間頑張ったら、必ずそこは狙える位置にいると思う」と、まずは目の前の一試合に全力を尽くす。
2週前の「ファウンダーズカップ」を45位で終え、1週間のオフは日本で過ごした。慣れない転戦の疲れをいやすために向かったのは、地元の熊本…ではなく宮崎だった。
「野球のキャンプを見に行って、すごく楽しかった」とオリックス・バファローズのキャンプを訪れて、イチ押しだという山下舜平大投手のサインもゲット。「リフレッシュして入れました」と、2泊3日ですっかり回復した。
バッグの中身も2週前から切り替え、パターはオデッセイ「Ai-ONE #7 S パター」からゴールドに輝く「Ai-ONE MILLED SILVER SEVEN T DB」へシフト。「今まで使っていたパターでイメージよく打てなくなったので。ストロークのイメージが合うパターに。すごく楽しみ」と、平均パット数「35」と苦戦したファウンダーズカップからの巻き返しを狙う。
新パターを手にチェックした傾斜の強いグリーンは、昨年のタイ合宿で回って以来。「一度回っただけなので、ほぼ初めて」と、この日は米ツアーの先輩、西村優菜と練習ラウンドでコースを確かめた。
「(米ツアーは)移動距離も長いですし、まだ英語もあまりできない。でも、コースの中では日本と変わらずできています」。昨年日本ツアーで年間女王に輝いた経験値が、確かな自信になっている。(タイ・チョンブリ/谷口愛純)