代金“未払い”で「ファーヒルズ朴セリ選手権」3月開催ならず
米女子ツアー(LPGA)は24日、3月20日から23日に開催される予定だった 賞金総額200万ドル(約3億1200万円)の「ファーヒルズ朴セリ選手権」(カリフォルニア州・パロスバーデスGC)が当初の計画通りには実施されないことを発表した。
リリースでは「2024年と25年の大会においてイベントの引受人が支払い義務を一切果たさなかったため、現日程での大会の中止は避けられなかった」と説明した。ツアーは年内の別の日程で開催することを目指す。
シリコンバレーを拠点にする投資会社のファーヒルズは昨年、大会スポンサーとしてLPGAと複数年契約を結んだ。メジャー5勝を含むツアー25勝の韓国のレジェンド、朴セリが大会ホストに就任した。前年大会はネリー・コルダがライアン・オトゥールとのプレーオフを制した。
米女子ツアーは1月30日の「ヒルトン・グランドバケーションズ」(フロリダ州・レイクノナG&CC)でシーズンをスタート。日程変更の影響で3月6日開幕「ブルーベイLPGA」(中国・鑑湖ブルーベイGC)から同27日開幕の「フォード選手権」(アリゾナ州・ワールウインドGC)まで2週空くことになった。
暫定コミッショナーのリズ・ムーア氏は「心よりお詫び申し上げます。私たちはタイトルスポンサーであるファーヒルズや素晴らしいパートナーとともにこの大会を再びパロスバーデスで開催することを目指しています。この大会をスケジュールに戻し、この大会の象徴でもある朴セリ氏の素晴らしい功績を称えるために尽力していきます」と話した。