組み合わせ/アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン
2024年 アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン
期間:11/14〜11/17 場所:ペリカンGC
最終戦を目指す西村優菜 今週は憧れのプロを支えたベテランキャディと
◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 事前(13日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)
「え、組み合わせ表に名前がない…」と午前7時10分に1番ティに現れた西村優菜は目を見開いた。開幕前日のプロアマ戦で、9ホールをプレーする予定だった。練習後にいざティイングエリアに来たが、同組で回るはずのアマチュアは来ない。もらった用紙に書いてあるのも違うプロの名前。前日にキャンセル内容が書かれたメールは届いていたものの、個人宛ではなかったため勘違いしたようだ。
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「午前4時20分に起きたのに」とちょっとしたハプニングに動揺して引き返したが、幸い、あす初日のスタートも午前7時11分。ハワイからの移動で生じた時差ぼけ対策として前向きに捉えた。
初出場した昨年に続く今大会。51位で終えた前回、コースが「長い」と感じた。今週はさらに1カ月前にフロリダ州に上陸したハリケーンの影響もあってか、「やっぱり、ところどころぬかるんでいるというか。ちょっとソフトな感じ。ドライバーのキャリーが全然出なくて余計に長く感じる」と困り顔をした。
2週前の「TOTOジャパンクラシック」を最後にデイビッド・テイラー(DT)氏とはコンビを解消し、今週は宮里藍のエースキャディだったミック・シーボーン氏に初めてバッグを預ける。ジュニア時代から憧れる大先輩を長年支えた存在は、「ベテランというか、すごく冷静にゲームを運んでくれるという印象で。基本は自分で考えているけど、聞くとポンっと冷静な答えが返ってきて。すごくやりやすさを感じているし、いつもとちょっと違う雰囲気」。新たな発見があるかもしれない。
年間ポイントレースは現在69位。次週の最終戦「CMEグループ ツアー選手権」進出となる60位以内に入るためには単独7位以上の成績が求められる。前週は43位で終え、「前よりは思い切って振れているけど、いいゴルフを続けられなかった。パッティングのフィーリングは良いので、そこは続けていけたら」とシーズンの集大成として挑む。「やっぱり最後はいい形で終わりたい。最後まで4日間戦って、とにかく楽しんで頑張れたら」。エリートフィールド行きをかけた一戦が始まる。(フロリダ州ベルエア/石井操)