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2024年 ロッテ選手権 presented by ホアカレイ
期間:11/06〜11/09 場所:ホアカレイCC
原英莉花「気持ちの面で良かった」充実のハワイ 国内ラスト2戦は優勝意識
◇米国女子◇ロッテ選手権 最終日(9日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6536yd(パー72)
後半11番(パー5)で降った突然の雨は、原英莉花の心を落ち着かせた。9番のパー3、10番と2連続ボギーを喫して「ズルズルと(悪い流れに)いきそうで、本当にもうイラっとして。切り替えるにも難しい状況になったけど、イライラしていられないって。一打に集中しようと切り替えた」
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抱えていた怒りを鎮めた11番でのバーディ以降、13番、15番(パー3)でバーディを奪取。41位から5バーディ、2ボギーの「69」でプレーし、通算5アンダー26位でスポット参戦の米ツアーを終えた。
予選を通過し、12月の最終予選会(12月5~9日/アラバマ州・マグノリアグローブGC)を控えるなかで4日間プレーできたことに「やっぱり気持ちの面では良かった。(最終日は)最後まで崩さずにプレーできたのも良かった」と振り返る。前日に17番でたたいたダブルボギーを踏まえ、「今日はスコアを2つ伸ばしてもゼロだと思っていたのもあって、もうちょっと伸ばしたかった。今週は出せても(一日)3アンダーだったのが、自分の中では悔しい」。そんな心残りはあるものの、充実した一週間だったことに変わりはない。
この後は帰国し、14日(木)開幕の「大王製紙エリエールレディス」(愛媛・エリエールGC松山)、翌週の最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」(宮崎・宮崎CC)の2試合に出場する。「やっぱり1年に1回は優勝するのが最低限としての目標と思っているので、2試合で優勝したいっていう気持ちを持って頑張ります」と意気込んだ。
10月下旬に突破した米女子ツアー2次予選会でのフロリダ州から、日本(滋賀/TOTOジャパンクラシック)、ハワイ、日本(愛媛)と時差が伴う移動が続くが、疲労は「今のところ大丈夫」という。「これがどうなるかは分からないけど、自分がしたくてしていること。戦いたい場所で戦うために移動しているっていう部分では、そんなに苦に感じてない」とバッサリ否定した。(ハワイ州エワビーチ/石井操)