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2年199日ぶりV逃すも「攻めた結果」 畑岡奈紗は期待膨らむラスト2戦へ

◇米国女子◇ロッテ選手権 最終日(9日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6536yd(パー72)

2022年4月「DIOインプラントLAオープン」以来2年199日ぶりの優勝が懸かる最終日。畑岡奈紗は大会カラーと日本の国旗を連想する白いシャツと赤いショートパンツのコーディネートについて「少し意識して着ました」と明かす。最後まで闘志を燃やし続けた18ホールだった。

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5打差7位から1番(パー5)でピン右4mほどを沈めてバーディ発進すると、3番はカップをかすめるチッピングショットでピンそばに寄せてバーディ。「2日目みたいなビッグスコア(64)を出せればチャンスはある」と果敢に逆転を狙った。

8番でもスコアを伸ばし、トップと4打差でハーフターン。コース内にあるリーダーボードのチェックも欠かさず、10番でこの日4つ目。12番のパー3は高々と上がったティショットがピン方向へ飛び、もう少しでホールインワンのバーディだった。

16番でもロングパットを沈めるバーディでギャラリーを沸かせた直後、17番から痛恨の2連続ボギー。17番は下りのファーストパットがひと筋それてから返しを決められずに3パット。18番(パー5)はフェアウェイから3UTの2打目が右サイドの池に近いラフに入り、3打目は手前のガードバンカーまでかき出すのが精いっぱいだった。「(2打目で)グリーンのフロントまで運ぼうと狙っていたけど、ちょっと(フェースが)右に開いてしまった」と振り返った。

7バーディ、2ボギーの「67」で回り、通算14アンダー4位フィニッシュ。「縦距離が思ったより飛んで、ジャッジがちょっと難しいところがあった。でも、17番、18番も攻めた結果。最後まで攻めるプレーはできたのでよかった」と明るい表情で引き揚げた。

シーズンは14日開幕の「アニカ driven by ゲインブリッジ」(ペリカンGC)、翌週「CMEグループ ツアー選手権」(ティブロンGC ゴールドコース)とフロリダ州での2試合を残すのみ。特に最終戦は21、23年と2位に入った実績があるだけに、「いままで惜しいところまで来ている。今年こそ勝てるようにしたい」。最終日のバックナインまで優勝を争った好感触で期待が膨らむフロリダ2連戦となりそうだ。(ハワイ州エワビーチ/石井操)

【畑岡奈紗】2024ロッテ選手権最終日ハイライト
【畑岡奈紗】2024ロッテ選手権最終日ハイライト
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