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2年半ぶりの優勝を目指して 畑岡奈紗がアクセルを踏み込む理由

◇米国女子◇ロッテ選手権 3日目(8日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6303yd(パー72)

畑岡奈紗には、アクセルを踏み込まなければならない理由がある。例年1月に行われるシーズン開幕戦は、自身がアンバサダーを務めるヒルトン・グランドバケーションズの冠大会。フィールドは過去2シーズンの優勝者で埋まる。畑岡は2022年4月の「DIOインプラントLAオープン」を最後にタイトルから見放されており、このままだと来年の自力出場を逃してしまう。

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首位と3打差から臨んだこの日は、1番(パー5)で奥からのバーディパットがカップ横を通り過ぎパー発進。2番はセカンドショットをグリーンに乗せられず、ボギーを喫した。3番はロフト角58度のウェッジで80yd地点からもう少しでカップインのショットを見せ、バウンスバック。パットも「攻めていた結果」オーバー気味に打てているといい、4番のバーディにもつなげた。

6番で1.5m、7番で5mを沈めてさらに伸ばし、「ボギーが先行したけど、ショット、パッティングの感覚はそこまで悪くなかった」。「64」を出した前日のようなプレーを自らに求めた。

それでも、100yd以内のショットを寄せ切れなかったホールがあるのは「ちょっと悔しい」と反省が残る。「1番の40ydぐらいのアプローチが寄らなかったり、5番のパー5もチャンスにつけられなかった。そこがもったいなかったって思う」と振り返った。

「伸ばせてないなっていう感覚で3アンダーなので、調子は本当にいい方だと思う。きのうみたいなゴルフができれば、まだチャンスはある」。2年半ぶりのツアー7勝目へ5打差を追っていく。(ハワイ州エワビーチ/石井操)

【畑岡奈紗】2024ロッテ選手権第3日ハイライト
【畑岡奈紗】2024ロッテ選手権第3日ハイライト
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