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「どんどんクリアになっていく」吉田優利の考える“3月からの変化”

◇米国女子◇ロッテ選手権 2日目(7日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6536yd(パー72)

4アンダー7位から出たルーキーの吉田優利が、米ツアーで自身初となる首位に浮上した。

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第1組となる午前6時45分に10番からティオフし、バーディを先行した。11番(パー5)で3パットボギーを喫したが、13番と、この日難度2位の17番でスコアを伸ばしてターン。「風がすごく吹いていて。ちょっと我慢しなきゃいけない」と後半に折り返してからは耐えるゴルフを覚悟したが、1番(パー5)、難度1位の8番、9番(パー3)とバーディパットを沈めてリーダーボードを駆け上がった。

6バーディ、1ボギーの「67」でプレー。前日「68」を上回る好スコアでも、「まだグリーンが止まってくれるから良いけど、あした以降もコントロールをしないと」と気持ちは緩めない。

予選落ちを喫した今季3戦目の4月「JMイーグルLA選手権」で、吉田は「風が気になって自分のスイングができなかった」と悔しい思いを味わった。当時のことを「スイングが安定していなかったので、どういうミスが出るかもわからなかった。とりあえず『強く打とう』と思うことが多かった」と振り返る。半年が経ち、今大会では強風のなかFWキープ率85.7%(24/28)、パーオン率80.5%(29/36)と着実にレベルは上がっている。

練習の成果であることはもちろん、実戦を経験するうちに、日本の試合とは違うコースの造りやセッティング、芝質にも慣れてきた。「やりたいことがちょっとずつできるようになってくると、どんどん(頭の中が)クリアになる。やらなきゃいけないことが絞られるので、3月あたりの時より良いんだと思います」と自己分析する。

「私は飛ぶ方ではないので、アゲンスト(向かい風)のホールでどれだけ頑張れるかが勝負かな」と残り2日間を見据える。「こうやっていい位置でプレーできるので、自分のスコアに満足しないようにどんどんバーディを狙っていきます」とアグレッシブな姿勢で臨む。(ハワイ州エワビーチ/石井操)

2024年 ロッテ選手権 第2日 吉田優利 ハイライト
2024年 ロッテ選手権 第2日 吉田優利 ハイライト
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