38歳の上田桃子が今季限りでのツアー撤退を表明「次のステップへ」
2024年 TOTOジャパンクラシック
期間:10/31〜11/03 場所:瀬田GC 北コース(滋賀)
シーズンは残り2戦か3戦か 西村優菜「大きな2週間」経て再渡米
◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 最終日(3日)◇瀬田GC 北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)◇晴れ(観衆5376人)
中国で72位、韓国で60位、マレーシアで39位と苦しんだアジアシリーズを、最後は笑顔で締めくくった。西村優菜は8位から3バーディ、1ボギーの「70」で回り通算10アンダー。12位に後退しながら、年間ポイントレース(CMEグローブ ポイント)を2ランク上げ67位で米国に戻る。
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東南アジアから帰国後、大阪の実家で愛犬と再会してから臨んだ日米共催ゲームには、地元からも多くのファンが駆け付けた。いっそう多くのギャラリーを引き連れた最終日は、力が入るシチュエーションで前半2番から2連続バーディ。パーオンに失敗した6番、7番ではいずれも2m近いパーパットを沈めてピンチの芽を摘んだ。
「65」をマークした2日目はフルスイングできる距離が残った一方で、この日はことごとく「“ビトゥイーン”(番手間の距離)が多くて難しかった」と微妙な力加減を強いられた。中盤はスコアを伸ばせず14番でボギー。2mのチャンスを生かした最終18番(パー5)のバーディがうれしい。「後半はあまり楽しめるようなゴルフではなかったんですけど、最後にひとつでも獲れて良かった」とラストシーンで笑顔になった。
不振の打開策のひとつとして、先週からプロコーチの中島敏雅氏が帯同。「とにかく自分の状態を良くしたいというところだけにフォーカスしていたが、また勝ちたいと思えた試合でもあった。すごく大きな2週間だった」。この日の夜には日本を発ち、次週「ロッテ選手権」(ホアカレイCC)に向けてハワイへ向かう。
翌週の「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」(フロリダ州ペリカンGC)への出場も決めた。2年連続での最終戦「CMEグループ ツアー選手権」(フロリダ州ティブロンGC ゴールドコース)進出を決めるため、目先の2試合でポイントランキング60位に滑り込みたい。いずれの会場も手強いロングコース。「負けないように。あと2試合でしっかり決めきれるように頑張りたい」。そう誓って、海の向こうに目をやった。(滋賀県大津市/桂川洋一)