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アジア4連戦→ハワイでもトレーニングは欠かさない 西郷真央の驚異的タフネス

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 最終日(3日)◇瀬田GC 北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)◇晴れ(観衆5376人)

米ツアー選手にとって、アジアシリーズ4連戦が組まれる“今”が体力的に最も過酷な時期と言えるかもしれない。中国→韓国→マレーシア→日本と4週続けて異なる国でプレーし、次戦「ロッテ選手権」(ハワイ州ホアカレイCC)は6日(水)の開幕。さらにフロリダ州での2試合をもってシーズンを締めくくる。

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ポイントランキング上位60人によるファイナル「CMEグループ ツアー選手権」(フロリダ州ティブロンGC ゴールドコース)まで7連戦。合間の試合をスキップして適度に休養を挟む上位ランカーがほとんどでも、ルーキー西郷真央は「体力的には全然大丈夫です」と笑ってラスト7試合をフルに戦い抜くつもりでいる。

「マレーシアの暑さはとんでもなかったんですけど…。残りのことを考えたら(大雨で中止になった)きのう身体を休められたのは大きかったかもしれない」。4日間をプレーして少しでも上位で終えたかった気持ちもあるが、結果的には今後に向けて貴重な“オフ”になったと受け止めた。

10番スタートから出だし5ホールで4バーディ。「今週で一番気持ちよく振れていた」と話すティショットは、フェアウェイを1ホールしか外さなかった。持ち味であるアイアンが満足とはいかないまでも、ある程度の“幅”に収まってくれることで今週初の60台となる「69」にまとめた。

通算6アンダー26位でフィニッシュ。73位だった新人賞争いのライバル、イム・ジンヒ(韓国)との差は131ptとなった。優勝150ptの設定に気を抜くことはないが、米ツアー初Vや最終戦進出とともに「今年の目標のひとつ」に掲げてきたタイトル獲得に突き進んでいる。

ちなみに西郷はシーズン中、トーナメント週の月曜日をトレーニングに充てることで72ホールを通してイメージ通りのスイングを続けられる身体づくりを目指してきた。日曜夜の便でハワイに飛び、水曜開幕も重なって慌ただしい今回はどうするのか…。「移動の日にやることにしているので、月曜にやりますね」。その妥協なき姿勢が強さの源だ。(滋賀県大津市/亀山泰宏)

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