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優勝すれば予選会免除で米ツアー切符 山下美夢有&岩井ツインズのマインドは?

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 事前(30日)◇瀬田GC 北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)

優勝すれば日本だけでなく、米ツアーのシードを獲得できる今大会。12月の最終予選会(Qシリーズ、アラバマ州マグノリアグローブGC)挑戦を控えた国内ツアーのトップ選手たちにとっては最短ルートで道が開ける大きなチャンスだ。

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山下美夢有は「優勝すれば来年(米ツアーに)出られるっていうのも分かっている。やっぱり優勝できた方がいいなって思います」と最高のシナリオを望みつつ、「どの試合でも優勝を目指してやっているのは変わりない。普段通り、いつものプレーで優勝できたら」。毎試合、高い次元で戦うことを自分自身に求めているからこそ気持ちは同じと言った。

2年前には2打差3位から最終日最終組をプレーするなど、優勝争いを演じているコース。国内だけで7度の2位惜敗を重ねて今季初優勝をつかんだ2週前「富士通レディース」よりもショットの状態が上向いていることが心強い。「優勝した時もスイング自体はあまり良くなかった。今年は直すところが多くて、どれが正解か分からず、毎試合考えながらやっていた感じだった。やっと落ち着いたというか、『これかな』みたいな。今週の方が安定性はあるかなと思うので、気持ち悪さはだいぶ少なくなってくる」とうなずいた。

岩井明愛千怜のツインズも普段通りを強調する。今季海外メジャー5試合をフルで経験した明愛は、そもそも「試合によって気持ちの入れ方が違うとかがあまりないんです。メジャーはタフなセッティングで忍耐力が必要だなって(覚悟する)気持ちを作ったりはしますけど…」というスタイル。初日のスタートティに立つ気持ちは常にフラットに保ち、チャンスのある位置で迎えた時にスイッチを入れていく戦い方だ。

前週「樋口久子 三菱電機レディス」で今季3勝目と理想的な流れで臨める千怜も入れ込みすぎる気配はない。「もちろん勝ったら受けなくていいっていうのはありがたいなって思いますけど、どの試合も一緒の気持ちで臨んでいる。優勝できたらラッキー。そこ(勝つ)までの土台を自分で作っていかなきゃいけないので、ベストを尽くすだけかな」。冷静な心で最高の結果をつかみにいく。(滋賀県大津市/亀山泰宏)

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