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「ちょっと時間がかかる」 稲見萌寧が3カ月ぶりの米ツアーで見つけた課題

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 2日目(20日)◇TPCリバーベンド(オハイオ州)◇6705yd(パー72)

70位から出た稲見萌寧は「80」とスコアを崩し、カットラインから遠い通算8オーバーの134位。途中棄権した6月「全米女子プロ」以来の米ツアーは2日間で幕を閉じた。「もったいないなっていうのは、すごくある」。前半5番までに3バーディを先行させただけに、6番(パー5)のミスからの失速が悔やまれた。

6番はティショットを左に曲げ、「難しいアプローチも入らなくて、流れが崩れた」と7番(パー3)まで連続ボギー。9番ではバンカーからの2打目を池に落とし、4打目も再び池に入れるなど8打をたたき、一気に通算3オーバーの予選カット圏外へ。最終18番(パー5)も池につかまるダブルボギーで後退の流れを断ち切れなかった。

この2日間、ショットもパッティングも感覚は決して悪くなかった。アイアンの飛距離が戻り、スイングへの不安も減ったが、試合で良いパフォーマンスを続けることが難しい。前週の日本ツアー「住友生命レディス東海クラシック」(40位)でショットに手ごたえを得て渡米したが、「ちょっと、疲れもあったのかな」と振り返る。

「試合のなかでゴルフを作ることが欠けている。ちょっと時間がかかるかもしれないけど、やっていけたら」。約3カ月ぶりの米ツアーで、今後に向けての課題が見つかった。

次週は27日(金)開幕の3日間大会「ウォルマート NW アーカンソー選手権」に出場する。ツアーは以降、10月の中国開催「ビュイックLPGA上海」から4試合が組まれるアジアシリーズに入るが、フィールドが80人前後に絞られるため出場は未確定。「もっともっと練習して、より良くなっていけるように頑張りたい」と、まずは限られる状況下で試合勘を取り戻したい。(オハイオ州メインビル/谷口愛純)

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