古江彩佳は日本時間午後3時55分 渋野日向子は3時22分スタート/全英女子初日
2024年 AIG女子オープン(全英女子)
期間:08/22〜08/25 場所:セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)
初めてのセントアンドリュース訪問ガイド 公共交通機関だけで行ってみた
日本勢19人が出場するメジャー「AIG女子オープン」(全英女子)の現地取材を“裏方”としてサポートするため、ゴルフの聖地(The Home of Golf)と呼ばれるスコットランドのセントアンドリュース オールドコースを初めて訪れました。記者やカメラマンは大会週の月曜日から多忙を極めるため、どこかに「迎えに来て」と頼めるような状況でもありません。
ならば「ひとりでできるもん」と言わんばかりに、公共交通機関だけを乗り継いで、かの地を目指すことにしました。
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コースは、スコットランド東部のセントアンドリュースという町にあります。セントアンドリュース大学は英王室のウィリアム王子が進学し、キャサリン妃と出会った場所として有名です。
町を訪れる際、空からの玄関口となるのはスコットランドの首都にあるエジンバラ空港です。日本からの直行便はないので、欧州の主要都市などから乗り継ぐことになります。
セントアンドリュースはエジンバラ空港の北東80kmほどに位置しています。直接向かう公共交通機関は残念ながら、ありません。とはいえ、タクシーやUberを使うとなるとそれなりの金額になりそうです。
そこで、まずセントアンドリュースの約20km北にあるダンディーという地方都市に向かうことにしました。ダンディーからはセントアンドリュース行きの路線バスが日中10数分おきに出ているからです(からです、というのは後付けで、行く前は「らしい」くらいの確度でした…)。
ダンディーへは、エジンバラ空港から直行する高速バスに乗車しました。午前4時半から翌午前1時半まで、ちょうど1時間半間隔で運行されています。空港の到着ロビーからターミナルを出てすぐのバス乗り場「E」から出発します(大きな空港ではなく、案内板もあるので迷いにくいはず)。
所要時間は1時間20分弱、料金は23ポンド(約3720円=1ポンド162円換算)でした。降車するのは、ダンディーの駅前を少しだけ通り過ぎたところです。そこから徒歩1分くらいかけて戻ると、駅舎の正面に路線バスの停留所があります。
ここから「99」系統のセントアンドリュース行きのバスに乗ります。バスの前面上部に「99」と表示されています。セントアンドリュース中心部のバスステーションまでは30分ほどで到着し、運賃は7.1ポンド(約1150円)でした。
高速バスも路線バスも運賃支払いに現金は必要なく、クレジットカードのタッチ決済で利用できます。どちらも前払いで、one way(片道)かround trip(往復)かを聞かれました。
バスステーションから緩やかな坂を下って海の方向へ5分も歩けば、ゴルフの総本山「R&A」のクラブハウスが見えてきて、聖地に到着します。エジンバラ空港に着陸してから、入国手続きや荷物のピックアップの時間を含めて、身の危険を感じることもなく3時間足らずでたどり着けました。
あこがれの地をいつか、できるなら自力で訪問したいと願う稀有(けう)なみなさまの参考になれば…。(編集部K)
※エジンバラからセントアンドリュースへは、最寄りのルーカーズ駅まで鉄道で行く手段も紹介されています。ただ、最寄りと言っても町までは8km離れていて、最後はタクシーを使うことになりそうです。