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2024年 ダウ選手権
期間:06/27〜06/30 場所:ミッドランドCC(ミシガン州)

開幕前日に“はじめまして” 吉田優利は急きょペア変更でも感謝「メッチャいい人」

◇米国女子◇ダウ選手権 初日(27日)◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6256yd(パー70)

吉田優利ペアとなったレティシア・ベック(イスラエル)と初めて会ったのは、開幕前日のことだった。もともと組む予定だった稲見萌寧が欠場となり、急きょ相手が変更されることに。今週に入ってから、パートナーの名前を知った。

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初めて顔を合わせた日はプロアマが行われている日でもあったため、奇数ホールと偶数ホールの担当を決めることができたくらい。ベックのゴルフを見たこともなく、ダブルスの戦略は“出たとこ勝負”だった。

「きょうはサポートの方に徹していたかな」と話すように、ショートゲームのスキルを生かして相手のミスを必死にカバー。15番ではベックがフェアウェイからのセカンドをグリーン左に落としたが、吉田がフワリと上げるアプローチを見せてパーセーブにつなげた。

3オーバー54位でのスタートとなっても、「すごく優しくて、メッチャいい人。結構(英語で)しゃべれましたし、楽しかったです」と相棒への感謝がにじむ。2人でひとつのボールをプレーするフォアサム方式の初日、ベックは吉田が愛用するブリヂストンのボールを使うことを申し出てくれたという。今週は帯同キャディも伝手をたどって何とか前日に手配できたばかり。いろんな人の協力でティイングエリアに立てていることをかみしめる。

ルーキーとして戦う米ツアーで頭を悩ませていたショットが上向く気配が出てきたことも、少し表情を明るくする。「自分が打ちたい球を打てる回数が多くなってきた。当たりが良くなってきたので、距離感も合いやすくなった。結構大きく変えて、自分で自分のゴルフを想像できないことが一番のストレスだった。何となくミスの傾向とかが定まってくると、もうちょっとゴルフがしやすくなるのかな」。それも、試合に出られて初めて実感できる部分だ。

つかみかけている手応えを大きくしていくためにも、4日間を戦い抜きたい。フォアボール(ペアのそれぞれがプレーしてホールごとに良い方のスコアを採用)での巻き返しが求められる2日目へ「(まず)自分がいいプレーをするだけ。お互いのいいところがかみ合えばいいですね」とうなずいた。(ミシガン州ミッドランド/亀山泰宏)

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