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母の米国帯同で「食」も充実 山下美夢有は“ゴルフ脳”フル回転で3打差浮上

◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目(21日)◇サハリーCC(ワシントン州)◇6731yd(パー72)

ひとつ伸ばして迎えた後半16番、山下美夢有に正念場が訪れた。フェアウェイからでも木が邪魔になるセカンドは高さを出せず、キャリーしたグリーンで大きく前方に跳ねて左奥のラフまで転がった。

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ピンに対して大きく左を向いたアプローチは、左から右に曲がる強い傾斜に乗った。3.5mのパーパットを決めきり、小さくガッツポーズ。「練習で、あの傾斜が結構利いているなっていう話はしていたので。ちょっと読みすぎた部分はあるんですけど、ライがあまり良くなかったので、(無理して)もうちょっと内側に寄せるのもリスクがあった。あそこは本当に良かったと思います」と会心のセーブに胸を張った。

池に近い手前ピンの17番(パー3)は割り切って奥に乗せて2パット。18番(パー5)のバーディフィニッシュで「70」にまとめ、首位と3打差の通算3アンダー6位に浮上した。この日のフィールド平均「74.878」のハードセッティングで“ゴルフ脳”をフル回転。「メジャーでもいろんなコースがある。攻め方も違ってくるし、その辺はやっぱりすごい楽しい」と笑顔をみせる。

今週は母・有貴さんが米国に帯同。3週前の「全米女子オープン」では大会直前に体調を崩してしまった日もあったが、「今回は家を借りていて、(母が)作ってくれる日本食を食べられるだけでもすごくいいなと思います」とニッコリ。慣れ親しんだ味でしっかり栄養をとっているから、異国の地でも思う存分、戦うことができていると感謝する。

8月「パリ五輪」の日本代表入りを争っていた世界ランキング日本勢3番手の畑岡奈紗が予選落ち。2番手の古江彩佳は通算1オーバー23位に後退した。山下が4番手から逆転で2枠目に滑り込むためには、ライバルを上回るフィニッシュが必須となる。「メジャー大会で上位で戦いたい目標がある。結果的にそれがオリンピックにつながればいい」。目の前にある、五輪よりも大きなチャンスに集中力を高めた。(ワシントン州サマミッシュ/亀山泰宏)

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