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チップインイーグルにも塩対応? 小祝さくらは米ツアーの雰囲気が「すごい好き」

◇女子メジャー第2戦◇全米女子オープン presented by アライ 2日目(31日)◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583yd(パー70)

後半13番(パー5)、バーディとボギーがひとつずつで一進一退の攻防を続けていた小祝さくらにビッグプレーが飛び出した。風が穏やかになり、大きく打ち上げるセカンドで2オンを狙ってグリーン手前まで運ぶと、15ydほどの3打目を58度のウェッジできれいに流し込んだ。

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「イーグルは全然狙っていなくて、バーディを獲りたいと思って打ったら、なんかうまく打てた」とニッコリ。一気にリーダーボードを駆け上がり、最終18番でボギーを喫しても「69」で通算1オーバー5位につけて全米女子オープン出場2大会連続の予選通過を決めた。

日本勢最上位だった2年前の20位タイを上回るどころか、優勝争いのチャンスだってある首位とは5打差の好位置。「いや、全然、なんか難しすぎて、もう何が起こるかも分からないので、(上位でも)全然気にはならないです。とりあえず予選は通れればいいなって感じでプレーしていたので…」。無欲を貫いての上位争いだが、米ツアーの雰囲気が背中を押してくれるかもしれない。

「すごい好きですなんです、自分」と振り返ったのは、この日イーグルを決めた場面のギャラリーの反応だ。「普通に、なんか軽く拍手だけ。逆に反応が薄すぎて…」。日本では常に多くのギャラリーに囲まれ、好プレーで会場を沸かせる小祝だが、「衝撃音とかが苦手で、(歓声が)ワーッてなると心臓がビックリしちゃうんですよ。だから、こっち(米国)はなんか静かで、すごくいいなって」とほほ笑みながら明かす。

ここからはメジャーの週末、それも上位となれば、さすがに少し騒がしくなる可能性も…。「でも、スタートホールも静かにスタートしていく感じですし、その辺はすごくプレーしやすいです」。意外な部分で好相性を感じながら、残り36ホールも淡々と回り切る。(ペンシルベニア州ランカスター/亀山泰宏)

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