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“寄せワン”3連発でメジャー初の首位発進 笹生優花「ラッキーな一日」

◇女子メジャー第2戦◇全米女子オープン presented by アライ 初日(30日)◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583yd(パー70)

折り返しとなる前半9番、笹生優花はセカンドをグリーン右奥にこぼしてボギーを喫した。飛距離、方向性とも抜群だった1Wショットでフェアウェイを捉えながらスコアを落とした。

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後半インの出だしも同様の展開が続く。10番は花道にショートし、11番は右奥のギャラリーロープ付近までオーバー。10番で2mの微妙なパーパットを決めきると、必死のロブショットでも止まらなかった11番も4m強をねじ込んで耐えた。左のガードバンカーに入れ、最後は5mのパーパットを沈めた12番(パー3)も含め、「すごくラッキーだった」と振り返る。

しぶといスコアメークから、15、16番の2連続バーディ。アンダーパーでのプレーが4人しかいなかったコースで、一時は3アンダーまで伸ばした。グリーン奥にこぼしてしのぎ切れなかった18番で一歩後退する形とはなっても、2アンダー「68」で単独首位発進を決めた。

「本当にラッキーな一日だったかな。大きなミスがなかったのは良かった。ゴルフがすごく良かったというよりは、なんか(スコアが)良かったって感じ」。メジャーで初日トップに立つのは自身初。米ツアーではスポット参戦だった2021年「ロッテ選手権」、22年「NW アーカンソー選手権」、23年「CP女子オープン」を含めた4度目となる。

21年に続く大会2勝目へ最高のスタートを切った。「メジャーなので、先を見ず、いまのショット、いまに集中したい。あしたもやることをしっかりやって、楽しくゴルフができれば」。淡々と定番のフレーズで意気込むあたり、歴代チャンピオンの貫録をにじませた。(ペンシルベニア州ランカスター/亀山泰宏)

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