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渋野日向子は4試合連続予選落ち「風の計算が難しかった」

◇米国女子◇Tモバイル マッチプレー presented by MGM Rewards 2日目(4日)◇シャドークリークGC (ネバダ州)◇6804yd(パー72)

事前の予報通り、午後に急速に強まった風がうらめしい。正午前に72位からスタートした渋野日向子は1バーディ、6ボギーの「77」とスコアを落とし、通算10オーバーでホールアウト。

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「風の計算も難しかったし、パターを打つのも大変」とスコアメークに苦労し、バーディは前半3番の1つのみ。3日目に進める65位タイまでのカットラインに1打届かず、4試合連続の予選落ちを喫した。

前半に1つ落として難度の高いバックナインに折り返すと、「途中まで耐えていたと思う」という状況が傾き始める。1打目を右に曲げた12番、1.5mがカップを蹴った14番をボギーとし、8オーバーでカットラインの圏外に。さらに強烈なアゲンストの風が吹く15番、逆にフォローの最終18番(パー5)で2打目をグリーン手前のペナルティエリアに入れ、ともにボギーとした。

強風を必死に読みながらのプレーに追い打ちをかけるように、ラウンド中には競技委員によるプレー時間の計測も入った。「この風でも難しいのに、プラスそれ(計測)だったので“なんでなん?”と思いながら…」。プレーを立て直すには、過酷な状況が続いた。

プレー自体の感触については「凡ミスというか、もったいないのが何回かあったくらい。風があるほうが落ち着いてできるのかな」と一定の評価を口にしながら、風の有無にかかわらず「(内容は)変わらないんじゃないかな」と自虐をこめた。

好感触を得たのは最終18番の1Wショット。「最後はビックリするくらい飛んでいたし、飛んでるな、と思うことも多かった。何回か右に行ったりはしたけど、安定していると思える部分もあったので、そこはいいふうに捉えて」と前を向ける材料もある。

「あとはグリーンを捉えるショットの正確性と、パットをもうちょっと頑張らないと」。まずは心身の疲れを癒し、2週後に控える次戦の海外メジャー「シェブロン選手権」(テキサス州 ザ・クラブatカールストン・ウッズ)へ立て直しを図る。

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