来シーズン、さらなる活躍が期待される宮里藍。まずは掲げた目標に向けてオフでの合宿に励む

今シーズンに米ツアー初勝利を挙げた宮里藍が16日（水）に会見を行い、今シーズンの総括、来シーズンへの抱負などを語った。「良いシーズンでした。今年1年、良い形で終われました」。帰国後はスポンサーなどへ挨拶に赴き、「皆さんも喜んでくれました。スポンサーの方々にとっても4年間は長かったと思うので、私も嬉しかったですね」と笑顔を見せた。

先日は拠点としているロサンゼルスに新居を購入したことを明かし、今後も米ツアーを主戦場にすることを表明。来シーズンへの始動は年明けからを予定しており、今年もアリゾナで合宿を張り新たな戦いへ備える。「小技を練習していきたい。今年はシーズンとしては良かったけど、アプローチやパットでもう少し良いゴルフができたかな、という感じはある。飛距離やスイングより、小技の正確性を上げることが近道だと思います」。プレッシャーのかかるシチュエーションを想定しながら、バンカーやラフを含めた全体的な小技のスキルアップを図るという。

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掲げる目標はプレーヤー・オブ・ザ・イヤー（最優秀選手賞）だ。このタイトルは試合ごとの成績をポイントに換算し、その合計を競うシステム。「1試合ごとが大事になっていくのでプレッシャーがかかるかもしれませんが、1試合1試合丁寧に臨めるし、モチベーションも高まる。メジャーも毎年の目標だし、もちろん欲しいと思っています」。賞金女王を手にした申智愛を引き合いに出し、「ジエも飛ぶほうではないけど、正確なショットとアプローチ、パットがある。そこを私も意識してオフは取り組みたい」と、小技の必要性を改めて説いていた。

来シーズンの初戦は、タイで開催される米ツアー開幕戦「ホンダPTT LPGAタイランド」（2月18日～）を予定。米ツアーの空き週には日本ツアー、さらには「エビアンマスターズ」を制したことで出場権を手にした欧州女子ツアーへの参戦についても言及し、「うまくスケジュールを組めれば出たい」と、3つのツアーへの出場に意欲的だった。