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予選通過の“ごほうび”アリマス 9位の西村優菜はパーオン失敗も狙い通り

◇米国女子◇アセンダントLPGA benefiting ボランティア・オブ・アメリカ 2日目(6日)◇オールドアメリカンGC (テキサス州)◇6475yd(パー71)

パーオンには18ホールで17回成功した。失敗した1ホールが残念なようで、この後半3番(パー3)こそが西村優菜の真骨頂。「攻めるところと、逃げる、守るところにメリハリをしっかり付ける」。難コースでも自分の戦い方にどこまでも忠実だった。

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中盤のパー3はこの日、手前側にピンが立っていた。「大きいクラブを持ったら、自分なら(同じ組の)アレクサ(・パノ)のところより奥に行ってしまう」。キャリーではピンの立つエリアにボールを止められない。奥から下りの速いパットは避けたい。

「それだったら、のらなくていい」。クラブを6Iから7Iに持ち替え、狙い通りエッジから2ydショートさせ、花道からパターで寄せて 1パットのパー。初日よりも硬くなったグリーンの攻略へ、「左右に逃げるのもあるんですけど、”タテ逃げ”みたいなのもやっていました」という作戦が実った。

2日連続の「69」は「ラッキーな2つがあったから2アンダーだったという感じがある。やさしいところでチャンスに付けていればあと1つ、2つぐらいはいけた」と冷静に分析している。出だし10番、折り返し直後の1番はいずれも10m近いバーディパットが決まった。「入るとは思っていない距離。タッチを合わせようと」

そもそも、転がりが読みにくいバミューダ芝のグリーンが相手。打ち出して通過させるスパットだけに集中し、「それで違うところに行ったらしょうがない。良い意味で適当に、割り切って。とにかく打つ前にラインを決め切って打つ」という心構えで臨んでいる。

3位に入った前週「アーカンソー選手権」の初日から60台が5ラウンド続いた。ラウンド中に翌日のピンポジションも想定しながらプレーする好循環。そのたびに脳でカロリーが消化される思いがする。「きょうも『決勝はこの辺かな』と思いながらやっていたんですけど、すごく難しくなる気がして怖い…。でも、ヤーデージブックを見ながら、頭を使ってするゴルフは嫌いじゃない。これもひとつの経験としてすごく価値のある練習になる」

通算4アンダー9位で決勝ラウンドに進んだ。とりあえず、きょうの午後はひと息つく。「予選を通ったら、フローズンヨーグルトを食べに行こうって母と決めていたので」。自分へのごほうびをじっくり味わって週末を迎える。(テキサス州ザ・コロニー/桂川洋一)

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