AIG女子オープン(全英女子)3日目リーダーボード
2023年 AIG女子オープン(全英女子)
期間:08/10〜08/13 場所:ウォルトンヒース オールドコース(イングランド)
9人しかいない60台 岩井明愛がメジャー初の予選通過から急浮上
◇海外女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 3日目(12日)◇ウォルトンヒースGC (イングランド)◇6881yd(パー72)
海外メジャー2試合目にして初の予選通過を果たした岩井明愛が急浮上した。早朝のスタートで6バーディ、3ボギーのプレー。今週最も強い風が吹く中、フィールド全体でも9人しかいなかった60台となる「69」で回り、通算1アンダー。カットライン上だった61位から、17位まで順位を上げた。
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前半8番からは4連続バーディを奪取。9番(パー3)で7mを沈めた以外は、いずれもショットのチャンスメークをものにした形。1オン可能だった10番のようにティイングエリアが前に出されているホールも多く、「それでチャンスにつけられたのもあった」。アグレッシブなプレースタイルとかみ合ってスコアを伸ばした。
奥に外した13番、1Wショットが深いバンカーにつかまった14番で2連続ボギーをたたくも、16番(パー5)はアイアンで悠々と2オン。6mほどのイーグルトライはわずかに外れてタップインバーディとした。
7月「全米女子オープン」では跳ね返されたメジャーの予選ラウンドをクリア。「きのうは久々にホッとしたというか、笑って過ごせた」と少しだけ緊張感から解き放たれた。双子の妹・千怜は1打及ばず、目標にしていた2人そろっての通過はかなわなかった。
「海外メジャーで2人で上位争いできたら良かったと思うんですけど、まだ自分たちも足りないことばっかり。今はチャレンジしていくだけなので、これから頑張ります」。むしろ来年以降のモチベーションに変え、まずは目の前の残り18ホールに集中する。「トップ3を目指して頑張ります」。掲げた目標ラインとの7打差を、果敢に詰めていく。(イングランド・サリー/亀山泰宏)