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畑岡奈紗「冷たかった」初めての一打 池に片足からナイスリカバリー

◇海外女子メジャー◇アムンディ エビアン選手権 2日目(28日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6527yd(パー71)

2連続バーディ後に迎えた前半5番(パー3)。畑岡奈紗の1打目はショートし、ボールはグリーン手前にある池の際近くに転がった。

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一度はドロップエリアから打つことも覚悟したが、ボールを確認しに行くと、池に落ちる寸前の下り傾斜のラフで“踏ん張る”ボールを発見した。

「ボールがああいったところに止まっていると思ってなかった。見に行って良かった」と安堵したものの、ボールのすぐ後ろには池が迫っており、ラフに両足を置いてアドレスできない状況。畑岡はシューズと靴下を脱いだ右足を池に入れて58度のウェッジでアプローチし、ピン奥2mにつけるナイスパーでしのいだ。

「本当にうまくコンタクトさせることだけ。グリーンに乗せて悪くても2パットでボギー。パーで良かった」

「(右足の下の)岩がゴツゴツしていて“足つぼ”(を押す器具)みたいになっていた。冷たかった」と笑顔で振り返る。片足を池に沈めてのショットは、日米通算11勝を誇るプロ8年目の24歳にしても初めての経験だった。

続く6番は2mを沈めてバーディを奪っただけに、流れを止めなかった5番のリカバリーは大きな一打。さらに7mをねじ込んだ16番(パー3)、4.5mを入れた17番と終盤の連続バーディでスコアを伸ばした。

6バーディ、2ボギーの「67」でプレーし、首位に2打差の通算5アンダー4位。フェアウェイキープ率は初日と同じ69%(9/13)だったが、パット数は「32」から「26」と大きく改善した。

「良い位置にいるのであと2日間しっかりと頑張りたい」。3週前のメジャー「全米女子オープン」では、1打リードの単独首位から出た最終日に「76」とスコアを落とし、6打差の4位に終わった。悲願のメジャー初優勝へ、リベンジの期待もふくらむ。(フランス・エビアン/玉木充)

アムンディ・エビアン・チャンピオンシップ_第2日_畑岡奈紗ハイライト
アムンディ・エビアン・チャンピオンシップ_第2日_畑岡奈紗ハイライト
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