オーランド郊外にあるリユニオンで、アニカ・ソレンスタム・アカデミー・オブ・ゴルフ・アンド・フィットネスの起工式が行われた。女子の世界ナンバーワンに、その意義と目的などを聞いてみた。

－「アニカ、おめでとうございます。さぞかし嬉しいでしょうね？」

＜＜　下に続く　＞＞

アニカ・ソレンスタム
「ええ、はやる気持ちを抑えられないって感じですね」

－「アカデミーを開校しようと思ったきっかけは何だったんでしょうか？」

アニカ・ソレンスタム
「長年夢に見ていたことだったんですが、その夢の実現にむけて数年前から話を進めてきました。そしてリユニオン・リゾート・アンド・クラブが、私の知識、経験を生かした愛するゴルフのための施設誕生の場となったわけです」

－「ゴルフ・アンド・フィットネスということですが、フィットネスはあなたの成功に大きく貢献しています。それをゴルフアカデミーの中に取り入れたのは、どんな理由からでしょうか？」

アニカ・ソレンスタム
「それはゴルフとフィットネスは共存するものだからです。自分の経験と信じてきたことを、生徒さんと共有するとしたらフィットネスは欠かせません」

－「たとえば1週間リユニオンで過ごすために訪れる人達は、あなたからどんなことを吸収できるんでしょうか？あなたが居ないときアカデミーでどんな体験ができるんでしょうか？」

アニカ・ソレンスタム
「まずなんといっても優れた設備が整ったリユニオンでファーストクラスの滞在を楽しんでいただくのが目的です。アカデミーでは、私が16歳のときからのコーチ、ヘンリー・ライズと私のフィットネス・トレーナーであるカイが、さまざまなプログラムを元に教えてくれます。訪れた人がリユニオンを去るときに、ゴルフが上達していることを祈りますし、自宅に戻ってからもフィットネスを続けてほしいと思います。と同時に思い出に残るゴルフ体験と、ゴルフを心から愛する私のゴルフ哲学をお土産にして欲しいと思っています」

－「性別年齢を問わずに、あなたのアカデミーで学べるんでしょうか？」

アニカ・ソレンスタム
「ええ、誰でも歓迎します。さまざまなプログラムがあるので誰でも参加できますし、私もゴルフに恩返しができることを嬉しく思います」

－「トーナメントで戦うこととはまた違った仕事になりますが、アカデミーで教えることは、トーナメントゴルフから引退した後あなたがやりたいと思っていることでしょうか？」

アニカ・ソレンスタム
「おっしゃるとおりです。もちろん私にはまだまだ現役として達成したい目標があるのでまずはそれが最優先ですが、将来、教えることを楽しみにしています」

－「あなたの目標のなかにはメジャーでの優勝が含まれているはずですが、あなたの親友、タイガーに2勝差をつけられましたね？」

アニカ・ソレンスタム
「ええ、思いださせてくれてありがとうございます」

－「2ヶ月前、あなたが全米女子オープンで優勝してからのタイガーの達成をどう思いますか？」

アニカ・ソレンスタム
「言うまでもありませんが、自分のことのように嬉しく思います。タイガーのメジャー過去2試合の優勝を見ましたが、見事なプレーでした。“全英オープン”ではティショットでアイアンを駆使して、賢いゴルフをし、“全米プロ”では、よりアグレッシブに攻められるなか、ティショットも素晴らしかったと思います。これと言った大きなミスもなく、ボギーが少ないメジャーでの理想の勝ち方でした」

－「全米プロゴルフ選手権の後タイガーから携帯にメッセージが入りましたか？」

アニカ・ソレンスタム
「ええ、レースでどちらが先を行ってるか確認のメールでした」

－「そのレースでも是非頑張っていただきたいと思いますが、今日、起工式となったあなたのアカデミーの成功を祈っています」