畑岡奈紗はメジャー覇者と予選同組/ファウンダーズカップ組み合わせ
2023年 コグニザント ファウンダーズカップ
期間:05/11〜05/14 場所:アッパーモントクレアCC(ニュージャージー州)
試合も練習も充実のLAから 西村優菜のリシャッフル直前大会への心構え
◇米国女子◇コグニザント ファウンダーズカップ 事前情報(9日)◇アッパーモントクレアCC (ニュージャージー州)◇6656yd(パー71)
2週前の奮闘はルーキーイヤーの行く先を占う上で、数字的にも、内容的にも大きな意味があった。西村優菜は直近大会の「JMイーグルLA選手権 presented by プラストプロ」で今季最高の17位フィニッシュ。「気持ちを4日間、うまくコントロールしながら回れて楽しくできた。すごく収穫だった」という結果、中盤戦の出場権確保に前進した。
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昨年末の最終予選会を24位で終え、試合数が限定される資格で米ツアーに飛び込んだ西村は、同大会で年間ポイントランキングを101位から77位に引き上げた。今大会終了後に行われる第1回のリシャッフル(出場優先順位の入れ替え)で、ランク80位以内を確保できれば出場カテゴリーが上昇し、夏場のプレーに繋がる。
「あんまり安心はしていないんですけど…」とオープンウィークになった前週も慎重さは崩さず、ロサンゼルスで「“プチ合宿”みたい」に練習に打ち込んだ。米国のゴルフ環境はツアープロにとっても心強い。「充実していて、すごく楽しくできた」と満足げ。「ダウンスイングで早く回ってしまっていた。“一回、スクワットするような感じ”で打つようにしたんです」とインパクトにかけて下半身に粘りを持たせる動きを取り入れる発見もあった。
カリフォルニア州から大陸を横断してやってきた今大会のコースも、もちろんはじめて。開幕3日前に練習ラウンドを開始し、この日はイン9ホールをチェックした。「フェアウェイがすごく狭いところに一番の難しさを感じる。ラフもすごく密集して硬い感じ」。2打目からは両サイドの木々にルートを遮られるエリアも多く、「ティショットがすごく重要になってくると思います」と絞られたターゲットを警戒した。
次週は国内ツアー「ブリヂストンレディスオープン」(愛知・中京GC石野コース)に出場する。「今週もいろんな緊張感があると思うんですけど、結果というよりは、しっかりメンタルをコントロールすることで集中していこうと。そこにちゃんとフォーカスできるように4日間頑張りたいと思います」。晴れやかな気持ちで一時帰国の途に就きたい。(ニュージャージー州クリフトン/桂川洋一)