勝みなみは”ルーキー”として気持ちを新たに米ツアーに臨む

◇米国女子◇LPGAドライブオン選手権 事前（22日）◇スーパースティションマウンテンGC（アリゾナ州）◇6526yd（パー72）

勝みなみがいよいよ米ツアーメンバーとしてデビュー戦を迎える。「アメリカではルーキーなので初々しい姿とか、とにかく一生懸命に頑張っている姿を見てもらえれば」。プロ5年目の24歳が、気持ちを新たに最高峰の舞台に臨む。

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前週まで国内ツアー「Tポイント×ENEOSゴルフ」に出場していた勝は、開幕2日前の21日（火）にコース入りして18ホールをチェック。この日はプロアマ戦のため、練習場で最終調整を行った。「オフにトレーニングを中心に頑張って体はでき上がったかなと思うし、100yd以内、特に20から50ydのアプローチは日本の3試合で試せた部分はあるので、いい感じに距離感と打ち方はつかめてきた」。時差ぼけの影響もなく、渡米に向けて抜かりなく準備を進めてきた。

米国滞在中には「ピザ1枚を食べきりたい。サイズ？ Lです」という密かなミッションがあるという。「空き週にドライブで色んなところに行けたら。今週だったらグランドキャニオンに行きたかったけど、行けなかったので来年は行ってみたいな」と思い描いた。

開幕に向けて会場の練習場で最終調整を行った

ツアーメンバーとして初めて会場を訪れて驚きもあった。火曜に参加したツアー関係者と選手によるミーティングは約2時間にわたり、今大会から予選カットラインが65位タイになることの共有や選手側からの熱い意見交換などが行われた。「選手と担当者が直接会話してやり取りするのって大事だなって。ツアーをより良くするために選手と担当の人が話し合うのは良いと思う」と日本ツアーとは違う慣例に目を丸くした。

「まずは予選通過を目指して、他の選手や色んな人とコミュニケーションを取りながら楽しく頑張っていけたら」と臨む今季初戦。自ら切り拓いた新天地で新たなスタートを切る。(アリゾナ州ゴールドキャニオン／石井操)