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目標達成へ残り2試合 2018年大会覇者の畑岡奈紗は復調なるか

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 事前(2日)◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6616yd(パー72)

「今年の9番が13番だったと思うんですけど、そのあたりから緊張していたのを思い出します」。2018年大会覇者の畑岡奈紗は、21年大会を機に大きく変わったコースレイアウトに戸惑いを見せつつ、4年前の戦いを鮮明に覚えている。

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前週は国内ツアーに出場し、コロナ禍以前を思わせる大勢のギャラリーの前でプレーした。「帰ってきても応援してくださるのはありがたいこと」。感謝の思いを見せるが、なかなか調子が上がらないショットに苦戦している。

「あまりしっくり来ている部分が少ないかな」。今年から師事する黒宮幹仁コーチは前週のキャディ兼務に続いて今週も帯同している。プロアマ戦後の練習ではアプローチから始まり、ショットもパターもじっくり見てもらっていた。「今年は4月に勝ててはいますけど、そのあと優勝争いに絡めていない。複数回優勝が今年の目標でもあったので、あと2試合で勝たないといけない…」。今週が終われば、シーズン最終戦「CMEグループ ツアー選手権」を残すのみとあって気合が入る。

「ショットがなかなか(ピンに)ついてこない今の状態から考えると、落としどころがポイントかな」。グリーンの傾斜はきつく、いかにピンに絡めて上りのラインでバーディパットを打てるかがカギとなってくる。「1番のパー5(495yd)とか、当たれば届かない距離ではない」。4年前に比べて飛距離も伸びているだけに、2オン可能なロングホールでもしっかり伸ばしていきたいところだ。

「日本で勝つというのも大きいこと。(米ツアー)最終戦へ向けて何かきっかけをつかめられれば」。日本勢で世界ランキング最上位(9位)の力を見せつける。(滋賀県大津市/石井操)

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