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勘違いで隣接ホールのグリーンにショットも 野村敏京が“ぶっつけ本番”で後半4バーディ

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 初日(8日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

悪天候で練習ラウンドの時間が短縮され、開幕前日のプロアマ戦に入っていなかった野村敏京はイン9ホールを事前チェックすることができていなかった。「(キャディには)コースが分からないから、ターゲットとか教えてって言ってあったんですけど…」と苦笑するのは、まさかのトラブルに見舞われたからだ。

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4番(パー5)でダブルボギー先行も、後半に入って11番(パー3)からの4ホールで3バーディを奪取。ハーフターンのタイミングでテークバックの力みを修正して一気に調子が上向いたショットに加え、パッティングもかみ合った。

問題は16番パー4。バンカーを挟んで隣り合う形になっている2番のグリーンがターゲットだと勘違いしてしまった。「距離的には30ydくらいの差があった」と振り返るように、16番のグリーンを狙うには明らかに長い番手をバッグから抜いたが、キャディは何も言わなかったという。

間違いに気づいたのは、2番のグリーンに“パーオン”してから。グリーン上からのチッピングをバンカーに落とし、3mほどを沈めるナイスボギー。収まらない怒りを力に変えて続く17番で右コーナーのピンを攻め込み、バウンスバックを決めた。

タフな18番も長いセカンドを3Wで何とかグリーンに届かせ、ロングパットをタップインの距離に寄せてパーでフィニッシュ。“ぶっつけ本番”だったバックナインの「33」が効いて1アンダー「71」とまずまずのスタートを切った。「コースはそんなに難しく感じない。明日はちゃんと(正しい)グリーンを探して頑張ります」と豪快に笑った。(オハイオ州シンシナティ/亀山泰宏)

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