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心臓疾患と戦うマッケンジー・クライン(15歳)の挑戦!

サウスキャロライナ州で開催されたUSLPGAツアー第12戦、「ギン・トリビュート」はアニカ・ソレンスタムがホスト役を務める大会。怪我のため、試合から遠ざかっていたソレンスタムとミッシェル・ウィが復帰するということで話題を集めていた中、15歳のアマチュアゴルファー「マッケンジー・クライン」が大会主催者推薦枠でプレーをした。

クラインさんは先天的心臓疾患を抱える。心臓は二対の心房・心室、つまり右心房、左心房、右心室、左心室から成るが、クラインさんは心室が一つしかなく、正しく酸素が送り込まれずに激しい運動をすることができない。生まれて11週間目と23ヶ月目には心臓にメスを入れる大手術を受けている。そんなクラインさんはカリフォルニアでは有名なジュニアゴルファーなのだ。9歳のときには「世界ジュニア」(9歳から10歳)の部で準優勝。11歳の時には「全米女子パブリック選手権」の予選を通過し全国大会にも出場している。

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2006年は「全米女子ジュニアゴルフ選手権」や「全米女子アマチュア」の本線出場を果たしているが、そのときは全米ゴルフ協会が電動カートの使用を認めている。医師の薦めもあって、酸素吸入器を電動カートに乗せてプレーを行った。今回の大会も全米女子プロゴルフ協会(LPGA)はカートの使用を認めている。練習ラウンドは憧れのポーラ・クリーマーとのラウンドも経験していた。結果の方は2日間で通算31オーバー(86-89)と奮わなかったが、クラインさんは「エキサイティングで楽しかった。緊張感もあったけどキャディーと2人でとても楽しめた」と語っていた。

アメリカのゴルフウィーク誌のジュニアランキング14歳部で、トップランキング選手となるクラインさんは、チルドレン心臓財団のスポークスパーソンとしても活動をしていて、これまで75万ドル(約9000万円)以上の寄付を集めている。

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