小林会長もうらやむミュアフィールドの舞台

◇海外女子メジャー◇AIG女子オープン（全英女子オープン） 事前情報（2日）◇ミュアフィールド (スコットランド)◇6649yd（パー71）

前週の「楽天スーパーレディース」で4日間競技ではツアー史上初のノーボギーVの快挙を達成した勝みなみ。優勝を決めた日、日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長から「ミュアフィールドでしょ」と声をかけられ、「はい、よくわからないんですけど」と返すと、「本当にいいコースで女性は最近まで回れなかったから、私も回ってみたいのよね。うらやましい」と言われたという。

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過去に16回の「全英オープン」が開催されるなど、超名門コースが女性メンバーを受け入れたのは2017年。当地での全英女子は初開催で「小林会長が言うぐらいのコースだから本当にいいコースなんだろうなあと思い、来るのが本当に楽しみだった」と、勝は歴史的な舞台に立って感激もひとしおだ。

移動もなんの元気です

今季初勝利を挙げた日曜日に兵庫から都内の自宅へ移動。月曜日はジムでトレーニングをする「ルーティン」を早朝にこなして、成田からパリ経由で現地入り。移動は「トレーニングをやったから疲れなかった」と元気いっぱい。時差ボケはこの日の練習ラウンドでなおしていきたいと話した。

出場権が繰り下がって、急きょ出場を決めた全英女子は2年ぶり3度目の出場となる。2019年は35位、2020年は予選落ちだった。「まずは予選を通過して4日間回ることを目標に上に行ければ」と上位選手とのラウンドを目指す。

前週優勝も最終日のスコアは「残念」。借りはスコットランドで返す

米ツアー参戦へ向けて年末はQシリーズ（予選会）挑戦を決めており、前週の優勝で世界ランキングを59位まで上げて、最終予選から出場できるのはほぼ確実。それ以前に、今大会で優勝すれば予選免除でツアーメンバー入りもある。「まだ始まってないから、チャンスは誰にでもあるので頑張りたい」と意欲をのぞかせた。