宿に帰っても「ゴルフざんまい!」 渋野日向子がスコットランドで再起を図る
2022年 トラストゴルフ スコットランド女子オープン
期間:07/28〜07/31 場所:ダンドナルドリンクス(スコットランド)
欧州で相次ぐ飛行機トラブル 米女子ツアーはロストバゲージにてんやわんや
◇米国女子◇トラストゴルフ スコットランド女子オープン 事前情報(27日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6584yd(パー72)
欧州では現在、航空便の欠航や遅延、手荷物の未着などのトラブルが相次いでいる。コロナ禍で航空会社や空港がスタッフの解雇を進めたため、行動規制の緩和で戻って来た旅行客に対応しきれていないことが原因のようだ。英国のブリティッシュ・エアウェイズは10月までに、3万便以上の欠航を見込んでいる。
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前週の「アムンディ エビアン選手権」から欧州に舞台を移した米女子ツアーも、その混乱の“被害者”となった。ツアー1勝のレオナ・マグワイア(アイルランド)はエビアン選手権への移動でロストバゲージに遭い、自身のSNSで助けを呼び掛けた。
「ダブリンからジュネーブに飛んだら、ゴルフバッグがなくなってしまった。メジャーのためにどうしても必要」と投稿したところ、投稿を見た人が空港でバッグを発見。数日遅れで手元に届いた。
今週も、エビアン選手権からの移動便でキャンセルが相次いだ。古江彩佳のキャディ、マイク・スコット氏は予定した飛行機が欠航となり、電車とタクシーを乗り継いで4時間ほどかけて陸路でスコットランド入り。同じ電車にはキャディ仲間数人も乗っていたという。
エビアン選手権を終えて次週の「AIG女子オープン」(スコットランド・ミュアフィールド)に出場予定のアマチュア橋本美月(東北福祉大)も、トラブルへの対応を余儀なくされている。エジンバラ空港に到着した際、バッグは受け取れず3日経っても行方が分からないまま。急きょ出場予定のないスコットランド女子オープンの会場を訪れ、メーカーに仮のクラブを手配した。
今週参戦する古江、畑岡奈紗、渋野日向子、笹生優花は無事バッグとともに会場入りしたが、転戦に飛行機が欠かせない米女子ツアーでは、もう少し心配が続きそうだ。(スコットランド・アーヴィン/谷口愛純)