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2021年 米国女子Qシリーズ(2週目)
期間:12/09〜12/12 場所:ハイランドオークスGC(アラバマ州)

夢舞台へ悪夢の2ダボ 渋野日向子は最終日の巻き返しが必須に

◇米国女子◇Qシリーズ(2週目) 7日目(11日)◇ハイランドオークス (アラバマ州)◇6677yd(パー72)

渋野日向子がこの日のワーストスコアとなる「79」と崩れ、7位スタートから通算7アンダー29位まで大きく後退した。出場優先順位が高くなるトップ20の圏外にはじき出される形となり、「夢の舞台」と話してきた米ツアー本格参戦へ正念場の最終日を迎えることとなった。

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1番、2番と立て続けにショットでチャンスを作ったが、その2番で3パットボギーをたたいた。3番は左サイドに池が広がるパー4。打った瞬間に顔をしかめる1Wショットが水の中へこぼれ落ち、ドロップした3打目もグリーン手前の池に落ちる寸前だった。4オン2パットのダブルボギーで意気消沈すると、5番(パー3)でもスコアを落とした。

強風が吹き荒れ、距離のジャッジに神経をとがらせる中でミスが重なる苦しい展開。後半11番(パー5)は数十ヤードのアプローチを手前のバンカーに落とし、これが“目玉”となってボギー。唯一のバーディを奪った13番(パー3)でようやく笑みがこぼれ、14番もバンカーから寄せワンのパーセーブと必死に粘ったものの、最後の最後まで試練に見舞われた。

左に外して寄せきれなかった17番(パー3)で、この日4個目のボギー。最終18番はセカンドがキャリーでグリーンに届かず、急傾斜を転がり落ちた。赤線内のギリギリ打てるエリアで止まったボールは、強く打ち上げてグリーンに乗せるのが精いっぱい。左手前に切られたピンに向かって下りのロングパットを残し、3パットでダブルボギーフィニッシュとなった。

2週目に入ってここまで2日間でボギーわずか2個と安定感抜群のゴルフから一転、まさかの18ホールに。トップ20とは3打差で臨む最終8ラウンド目は巻き返しが必須となる。ホールアウト後は練習場へ直行。立て直しを急いだ。(アラバマ州ドーサン/亀山泰宏)

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