王道の金メダル 朴仁妃、ケガと重圧乗り越えて<2016年リオ五輪>
2021年 アムンディ エビアン選手権
期間:07/22〜07/25 場所:エビアンリゾートGC(フランス)
エビアンから東京へ メジャー7勝の朴仁妃「金メダルが一番大切」
◇海外女子メジャー◇アムンディ エビアン選手権 事前(21日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71)
東京五輪の女子ゴルフ開幕まで2週間。ディフェンディングチャンピオンの朴仁妃(韓国)は今週、フランスでのメジャー大会に出場する。今大会を終えて韓国に一時帰国。次週土曜日に東京入りする予定という。
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メジャー通算7勝の朴だが、それらの勝利とオリンピック金メダルを比べて、どれが重要かと問われると「希少さを考えると、オリンピックが間違いなく一番」と断言する。「自分がこれまで成し遂げた一番大きなことは、金メダルを取ったことです」と大会前の記者会見で語った。
2016年リオ五輪での金メダルは、朴にとって「自分のキャリアの中で、たぶん一番ミステリアスなこと」という。その年、左手親指の怪我に悩まされていた朴は、オリンピック前の2カ月を戦線離脱。周囲から懐疑の目を向けられる中、2位に5打差をつける完勝で韓国に金メダルをもたらした。自身も「いまだに(金メダルを獲得できた)理由がわからない」という勝利だった。
「でも、今年は調子も良いし、怪我もない。2016年より状態は良いので、2度目のオリンピックが楽しみです」とタイトル防衛にも自信を見せる。会場となる霞ヶ関CC(埼玉)でのプレー経験はないものの、「フル参戦ではないけど、過去2、3年、年間10試合くらいプレーしていたので、日本のコースには慣れています」と、日本ツアーでのプレー経験も大きなプラス要素となりそうだ。
リオ五輪での金メダル獲得後に飼い始めたゴールデンレトリバーは「リオ」と命名。「今年はコロナの関係でこれまでとは少し違うと思うけど、オリンピックはオリンピック。楽しみたいです」と、今週のメジャー大会、そしてオリンピックへと視線を向けた。