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2020年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権
期間:10/08〜10/11 場所:アロニミンクGC(ペンシルベニア州)

パー3で3バーディ 畑岡奈紗は「ここからが勝負」

◇米国女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目(9日)◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)◇6577yd(パー70)

シビアなピン位置をどう攻めるか。畑岡奈紗の戦略は徹底されていた。

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「フルショットで打てればスピンも入るし、思い切ってピンに向いていける。(中途半端な距離で)コントロールショットになって風がフォローだったりすれば、グリーンが硬くなって距離感を合わせるのも難しいので、15ydくらい手前からいって、いいところからパットを打てるような位置につける」

インスタートから微妙な距離のパーパットを入れてしのぎながら、14番を皮切りに3つのバーディはいずれもパー3で奪った。17番は7Iでピンそば30㎝にピタリ。5番も奥ピンまで果敢に突っ込んでわずかにこぼれたが、パターから持ち替えたウェッジでチップインを決めた。

悔やんだのは終盤3ホール。左からの風に対して右に出る傾向のあったティショットが7番で大木の近くに落ち、初めてのボギー。続く8番(パー3)でもスコアを落とし、パー5の最終9番も獲れなかった。

「69」で通算1オーバーとし、首位と5打差をキープして週末へ。この大会では2年前の最終日に9打差を追いついてプレーオフに持ち込み、昨年も最終日ベストスコアの「65」をマークした“実績”がある。「ここからが勝負だと思う。あすしっかり伸ばして、差が離れないようにしないと。あと2日間しっかり頑張りたい」。まずはムービングデーを見据えた。(ペンシルベニア州ニュータウンスクエア/亀山泰宏)

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