渋野日向子の海外生活“中間報告” 「大人にならなきゃ」
2020年 ショップライトLPGAクラシックby Acer
期間:10/01〜10/04 場所:シービュー・ア・ドルチェホテル(ニュージャージー州)
「自分の癖も減った」 渋野日向子が順手パットに戻したワケ
◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 事前(30日)◇シービュー・ア・ドルチェホテル(ニュージャージー州)◇6190yd(パー71)
渋野日向子がパッティング時のグリップを順手に戻し、米本土3試合目に臨む。米国入りから直近2試合はパッティング時のグリップを左手が下になるクロスハンドにチェンジ。2試合とも予選通過と手応えは感じられたが、あくまで“応急処置”だったという。
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「もともと、いつかは(順手に)戻さなきゃいけないと思っていた。2試合クロスハンドでやってみて、自分の癖もちょっとずつ減っていっていた。1週間練習して、(やはり)癖も減っていたので、そろそろ戻してもいいかなと思って、戻しました」
試合のなかった前週は渡米時にたびたび練習拠点としてきたカリフォルニア州ロサンゼルスに移って調整。「パー4でもパー5でも、自分の好きな距離、80ydから100yd以内を残す練習をひたすらやっていました」。攻撃的なゴルフを支えるショットに磨きをかけつつ、グリーン上の復調にも自信を深め、この3日間は一貫して本来の順手スタイル。「(今週)何事もなければ」と笑いながら、継続する意向を示した。
開幕前日は早朝からアウト9ホールをプレー。合計2ラウンドのチェックを終えた。左手首から二の腕にかけてのぞくテーピングも、「毎ショットじゃないけど、たまーにちょっと打った瞬間に痛みというより違和感がある。それを保護するため“お守り”的に貼っています。(影響は)全くないです」と強調した。
6190yd(パー71)とコンパクトかつフラットな18ホールは、大西洋から吹き付ける海風次第で表情を変える。「メンタル的にも、ゴルフの内容的にもちょっとずつよくなってきていると思うので、(2週前の)ポートランドで24位になって、ちょっとずつ順位も上がってきている。しっかり4日間戦えることが大事。徐々に自分のゴルフのいいところを高めて、いい状態でKPMGに臨めるようにしたい」。長期海外転戦をいったん締めくくる次週のメジャー「KPMG女子PGA選手権」へ結果も内容も求めていく。(ニュージャージー州ギャロウェイ/亀山泰宏)