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圧倒的な強さを誇った新女王! オチョア時代の到来/2007年米国女子レビュー

アニカ・ソレンスタムの牙城を崩し、若き新女王・ロレーナ・オチョアが誕生した2006年。オチョア時代が到来するのか、それとも群雄割拠の戦国時代を迎えるのか。その答えは、シーズンを通してケタ違いの強さを発揮したオチョアが示して見せた。

第4戦の「セーフウェイインターナショナル」で早くも今季1勝目を挙げると、第10戦、第13戦でも勝利。そして迎えた、8月開催のメジャー戦「全英リコー女子オープン」。初日から首位に立ったオチョアは、最後までその座を譲ることなく完全優勝を飾る。これまで築いてきた輝かしいキャリアにおいて、唯一欠けていた念願のメジャータイトルを獲得した。オチョアはさらに勢いを加速させ、その後の2試合で連勝。さらに「サムソンワールド選手権」、最終戦の「ADTチャンピオンシップ」も制し、昨年の年間6勝を越える8勝を達成。米国女子ツアー史上最高額となる436万4994ドルを稼ぎだし、まさにオチョア時代の到来を告げるシーズンとなった。賞金ランク2位に入ったスーザン・ペターセンは、メジャー1勝を含む年間5勝を挙げる大躍進を見せたが、オチョアの強さが突出しすぎて影が薄れてしまった。

一方、米国女子ツアー2年目を迎えた宮里藍。開幕戦こそ予選落ちを喫したものの、直後の第2戦で3位タイ。その後も第7戦「セムグループ選手権」で3位タイに入るなど上位フィニッシュを続け、昨季を上回るハイペースで賞金を加算させてゆく。自身も「いつでも優勝できると思う」と自信を深めていた矢先、予想もしない大スランプに陥った。8月の第17戦「CNカナディアン女子オープン」から、1試合の棄権をはさんで4試合連続の予選落ち。最終戦でようやく復調の兆しを見せたものの、万全には程遠い状態でシーズンを終えることとなった。それでも、獲得賞金78万8477ドル、賞金ランク17位は、昨年(53万2053ドル、22位)を上回る戦績。着実に成長を遂げていることに、疑いの余地はない。来季は「ミズノクラシック」を制してシード権を獲得した上田桃子と共に、朗報を届けてくれることに期待したい。

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